お久しぶりです。JAZZと太陽 もちづきです。
忙しいですね (笑 ごめんなさい。
暇を見つけては投稿しようと思っております。。
それでは今回は、
当ブログも大分時計ネタに浸食されつつありますが、、、
こちらのアイテムをご紹介。

ELGIN カクテルウォッチ (1923)当方所有のアンティークウォッチでは最古参となります、1923年製のELGIN カクテルウォッチとなります。
その時代の風潮をしっかりと反映しているアールデコ装飾で、オクタゴンケース。
ダイアルはブレゲ調のアラビア数字でハチマキミニッツトラック。
ブルースチールの可愛らしいスモールセコンドです。
カクテルウォッチは当時のレディースウォッチという位置づけで、
富裕層のパーティの時間帯が、世界恐慌などの社会情勢不安の影響で、
深夜から夕刻(カクテルタイム)に移動したことに原義があるようです。
このようなカクテルタイムのパーティの際、出席していた女性にプレゼントされていたのがカクテルウォッチだとか。
更に補足すると、当時は戦前、金属徴収の影響から、このような貴金属類で主要だったプラチナは使われず、イエローゴールドのアイテムが主流だったとか。
イエローゴールドは酸化しやすく、
例えば1930~40'sポーセリンのクッションケースのスモールセコンドなどでイエローゴールドが使用された時計は、
ケースが酸化してピンクゴールドとなっている個体も見られますが、
今回紹介するカクテルウォッチも例にもれずややピンクがかっています。
裏蓋をあけてムーヴメントを見てみましょう。
先ず、裏蓋刻印から。
Illinois Watch Case Co.と刻印されているのがわかりますか?
これが今回紹介する時計の大きな特徴の一つです。
この刻印が、アメリカンウォッチの、古き良き時代を語ってくれるかのようです。
Illinois Watch Case Co.は、1886年に設立された時計ケースメーカーです。
その後数年でエルジンの傘下に入り、以後1940年代に倒産するまで、エルジンの時計ケースの生産を担ってきました。
そのため、エルジンの時計にこの刻印が見られるのは1890~1940'sにかけてのアイテムのみとなります。
では、ムーヴメントも見てみましょう。
SN26600877
耐震装置もみられないので、まさに腕時計の黎明期を彩った時計であることが伝わってきます。
未だ、時計が『道具』としてではなく、『作品』として、『嗜好』として愛されてきた時代の作品です。
恐らく、2番車はゴールドトレインでしょうか。
非常に美しいムーヴメントですね。