絵の大先輩が亡くなる
たぶろう美術協会で一緒で、同じ近畿支部展で支部長をも勤めておられたKさんが2日の午後お亡くなりになられた。享年83歳。
たぶろう美術協会へ入られたのは私より1年後で、かなりの御年だったが、しっかりして落ち着いた風貌と穏やかな性格は、会の中でも慕われていた。
「奈良には100くらいのお祭りがある。それらを絵にしたい!」の意志で、有名無名マニアック問わず、様々なお祭りの油絵を描き続けられていた。
そのどれもが迫力のある絵ばかりで、まるで”本物のお祭りを凌駕しているのではなかろうか?”という雰囲気だった。
「家に置いてても仕方がない。」と、奈良界隈の学校や公共施設へ寄贈されたものもある。
また、ヨーロッパでも展覧会が催され、多くの方々を魅了させ、その時の模様はTVでも放映された。
ここ最近は、奥様の介護をされつつ、がんで闘病をされておられたが、先月中旬電話でお話しした限りでは笑い声を交えたような明るい感じで、まさに”明るい気持ちでがんと闘う!”というイメージだった。
本日葬儀に参列したが、お会いしてた時と変わらぬ穏やかな表情で、その時目を開けられてもおかしくない感じだった。
「あと1年くらいは支部長として頑張る!」と仰ってたのにも関わらず、誠に残念である。
謹んで御冥福をお祈り申し上げます。