自分が今いる場が、とても儚く思えるときがある。
いつかこの場にいることがなくなる、いつかここにいる人たちもいなくなる、
いつかこの記憶も薄くなり消えていく。
そう思うと、今ここに私がいるってことが本当に儚く頼りなく無意味なことに感じる。
今どんなに一生懸命になっていても、すぐ後には
ぱーんと消えて、しゅーっと蒸発してしまう。時間も環境もそんなもんだ。
なんで私はそんな時間を何秒も何秒も生きていけるんだろう。
どんなに重ねても消えてなくなってしまう時間。
最近、自分自身への現実感を失うことが多くなった。
「私?ってなんだ?」ってやつ。
って言っても、そんなにディープに考え込むほどじゃなくて、
あれ、なんか違和感!くらいなもんだけど。
なんかね、全て消えてしまうのに何故か今この身体で精一杯生きてる「私」って存在が
嘘くさく思えちゃうんだよね。
「私」だけじゃなくて、「私」が作り上げた関係、「私」が知ってる世界、
全部がうそくさい。
「私」が嫌いなわけじゃないけども、信じるにはあまりに不安定すぎる気がする。
私が出した声、作ったもの、人の笑顔、ふざけあい、
そういうものはあっという間に消えてなくなって現実味を帯びなくなるけど、
だからこそ尊い一瞬の時なのかもしれない。
現実感がなくなってしまうからこそ、そのときだけの確実な一瞬一瞬を
私たちは踏みしめて生きている。