3月のある日、

自宅のインターホンが鳴った。


この日は

訪問診療、訪問看護、訪問介護などの

在宅医療関連の訪問がある日ではない。

 

薬の配達もつい先日持ってきて貰っている。

 

ネット通販で物が届く予定もない。

 

 

セールスか宗教かなと、

モニターで確認。

 

 

すると以前来ていた

訪問ヘルパーさんの姿が。

 

 

玄関を開けると、

 

「近くに来たから、

顔を見に来たのよ~。」

 

70歳になって訪問ヘルパーを辞めてからも、

自分を気にしてくれる優しい人。

 

逆の立場で同じ事は恐らく出来ないだろう、凄い人だ。

 

 

近況などを話し、

 

「私の顔でも見たら、

元気になるでしょう!」と。

 

おっしゃる通りで、

 

「元気になりますね~。」と返す。

 

 

そして元ヘルパーさんから、

 

「でもね、

実はインターホンを押すのが怖かったりもしたのよ、

寝たきりになっていたりしたら、どうしようかと思って。」

 

「元気そうで安心した。」

 

 

そうか、

ヘルパーで来ていた方は、

そうゆう心配をして、

 

インターホンを押すのを躊躇してしまう気持ちなんだと知った。

 

 

その思いを超えて、

会いに来てくれた事が更に嬉しく思った。

 

 

ヘルパーの仕事を辞めても、

担当していた人の事を思っていてくれる人と出会えて良かったです。

 

 

 

今日も生きててえらいぞ、自分。


元気になれた再会でした。