通院での抗がん剤治療。

 

 

外来化学療法室の受付では、

名前、生年月日を答える。

 

次に椅子(リクライニングチェア)か

ベットのどちらが希望かを確認されます。

 

待ち時間があればそれを伝えられ、

どこで待つかを聞かれる。

 

外来化学療法室を離れるのであれば、

呼び出し機器を渡させる。

 

 

これが受付での一連の流れ。

 

 

もう5年も外来で抗がん剤を打ってくると、

 

聞かれる前に名前生年月日を伝える事もある。

 

 

そんなある通院日、

 

外来化学療法室の受付にて、

 

聞かれる前に自分から喋った。

 

「名前。」

 

「生年月日。」

 

「希望はありません。」

 

 

悲しくなった・・・

 

 

希望はありませんは、

椅子かベットかをどちらでも良いですと答えた事だ。

 

 

「生きてる」希望がありませんと伝えたような気分になった。

 

 

それからは、

 

自分から先に言うのではなく、

 

聞かれてから答えるようになりました。

 

 

 

今日も生きててえらいぞ、自分。

 

希望はあります!