過去ブログです。

 

2019年10月12日の事。

 

お昼の栄養注入時間の話です。

 

自分の栄養剤は、半固形ラコール。

 

 

液体じゃなくて、

半固形なのがコレの一番良い所。

 

半固形なので注入すると満腹感があります。

 

 

液体の栄養剤を注入していた時は、

注入後に苦しくなるが、満腹感はない。

 

水を大量に飲んだ時の様な感じで食事をとった感覚とは違うのです。

 

2018年6月から在宅医療となり、

訪問看護師さんが提案してくれたのが半固形ラコールでした。

 

訪問診療の先生にも話を付けてもらい導入となりました。

 

2018年の秋ぐらいには半固形ラコールに切り替わった記憶です。

 

初めて満腹感を感じた時の感動でした。

訪看さんに頭が上がりません。

 

満腹感を9か月ぐらいは感じていませんでしたえーん

 

 

半固形ラコールにして点滴棒のレンタルも終了。

 

代わりに必要となったのが、

加圧バック。

 

この加圧バックに半固形ラコールを

セットしてから、

空気を入れて圧縮させて注入します。

 

今(2023年3月現在)使っているのは、

テルモ加圧バックⅡ。

 

半固形ラコールと加圧バックは、これです。

 

話を2019年10月12日戻して、半固形ラコールを加圧バックにセットして、黒い棒の方をシュコシュコと空気を入れる作業をしていました。

 

途中で注入出来なくなりました。

 

いくら加圧しても半固形ラコールが入って行きません。

 

詰まったようです。

 

焦って、何度も加圧してもダメ。

 

栄養剤を注入出来ない。焦りは増します。

 

水を通そうとシリンジに水を入れて、

シリンジを胃ろうのチューブに繋ぎ、シリンジを押しますが、ピクリともしません。

 

これは完全に詰まった。

 

両方の意味で詰まった。

 

どうしようもないと、

訪問看護ステーションへ電話。

 

 

訪問看護師さんに事情を話すと、

訪看さんはいたって冷静。

 

引いてくださいと教えてくれます。

 

スマホを置いて、指示に従います。

 

空っぽのシリンジを胃ろうチューブに着けて、

力ず良く引くと半固形ラコールがシリンジに戻ってきました。

 

戻って来た事を伝えるともう大丈夫ですよと訪看さん。

 

加圧バックに半固形ラコールをセットして、加圧すると今度は栄養剤が入って行きます。

 

入りましたとそして感謝を伝えて

訪看さんとの連絡を終えた。

 

 

訪看さんが冷静だったように、

よくある事よう。

 

胃ろうに関しては2018年6月の大学病院の入院中に栄養剤の入れ方を教えてもらったぐらいでした。

 

その時に胃ろうの使い方の冊子を貰ったのですが、

やり方が分かったのでそれで良いと読んでいませんでした。

 

これはちゃんと読まないとと考えて冊子を探して読みなおしました。

 

冊子は一応必要かもと取っていました。

 

胃ろうを使い始めて1年4か月、読むまでこれだけ時間がかかりました。

遅すぎですね。

 

一年間腹痛が続いた理由でも書きましたがズボラが原因の一つです。

ズボラだけではない、
もう一つ大きな理由があります。
 
胃ろうを作ったのも、
余命宣告(半年から1年)されて、
退院し在宅医療へと切り替える時期です。
 
余命宣告された直後の事です。
 
心身とも弱り切っている頃。
 
色々な事が手に着かない頃。
 
その時期だったので胃ろうの冊子も読む気がしなかったのです。
 
 
胃ろうの冊子を読んで、詰まった原因が分かりました。
 
胃ろうはチューブを繋いだら、げっぷをさせないといけない事が分かりました。
 
胃の中のガスを抜いてやる事で注入が問題なく出来る。
 
胃の中がガスで一杯一杯であれば、
注入しようにも出来ないという事でした。
 
 
この日の夜からは、胃ろうにチューブを繋いだらまず、
げっぷさせるようになりました。
 
それでも詰まる事はたまにあります。
 
その時は一度引いてあげると注入出来るようになります。
 
 
今日も生きててえらいぞ、自分。
 
2019年10月12日は胃ろうにゲップが
必要な事を学んだ日でした。
 
長いブログを読んだ頂き
ありがとうございます。