6月10日。

障害者手帳で2時間無料の駐車場へ。

 

そこから歩いて、

GO!GO!海洋堂展を見に行った。

 

手帳があるからこそ出向いた。

 

その時取った写真。フィギアが沢山あった。

お土産にガチャガチャを数個購入し帰宅。

 

 

今度は6月19日。

横山宏のマシーネンクリーガー展へ。

 

こちらは、駐車場と入場券が共に障害者割引。ともに半額。

有難い。

 

横山宏を存じ上げなかったが、展覧会のホームページがカッコよくて見に行ってみた。

 

独創的な模型や絵を楽しんだ。

その時の写真。

 

 

こちらもお土産で、ガチャガチャを購入。

 

このガチャガチャが、小さなプラモデルだった。

 

 

この日から数日後。

 

あまり気は進まなかったが、購入していた小さなプラモデルを作った。

 

何か作業をしていると、癌の不安、再発の不安から考えが離れた。

 

作業中に集中する事で、些細な体の変化に癌の悪化、再発に怯えている時間からわずかな時間離れる事が出来た。

 

その時に作った小さなプラモデルは、これです。

 

 

6月20日。

大学病院で、先日取ったCT検査結果を聞いた。問題ないと。

結果に安堵。オプジーボは効いてくれていると。

 

 

6月21日。

草花以外で、初めて育ててみた

「ミニトマト」。

初めて収穫できたのがこの日。

 

固形物は口から食べられないが、

ミニトマトは皮をむいて、

1センチしか開かない口に無理やり押し込み。

 

舌でつぶして、ミニトマトを味わった。

 

みずみずしくて美味しいトマトを味わう事が出来た。

 

この感動は、言葉に出来ない程。

 

勿論、味わった後は、飲み込まずに、口から再度出す事になる。

 

嚥下出来なくても、味を楽しむ事が出来たこの日は忘れられない。

 

まだ赤くはなっていないのですが、

ミニトマトの写真です。

ミニトマトは、一年草。

 

一年でさようならのはずですが、2年目も出来てくれました。

訪問ヘルパーさんも植物好きなのですが、そんな話聞いた事がないと驚いていました。

 

2年目でミニトマトを作ってくれた後は、

枯れてしましました。

 

植物は凄いですね。

 

 

 

6月28日。

 

ヨドバシカメラにプラモデルを買いに。

 

プラモデルを作る時間が、癌から離れられる時間だと認識したからだ。

 

ザクⅢと陸戦型ジムというガンプラ

を計2個購入。

 

ガンダム世代でもあり、懐かしくもある。

 

 

近くに飲める出汁というジュース缶があり購入。

 

出汁の味を味わえるかと期待したが、自分には合わず。

 

 

ザクⅢを作った。

 

何か作るという事が楽しい。

癌から離れ慣れる。

 

陸戦型ジムは、作って筆塗りで色を付けるまでした。

より楽しかった。

 

中学生か高校生の時に、プラモデルを一つ作った事があるが、その時は楽しいとは思えずにそれっきりだった。

 

20年以上ぶりのプラモデルは楽しかった。

 

 

癌になって辞めたのが、自転車。

 

一番の趣味だった。

 

癌になった後、

始めたのが園芸とプラモデル。

 

それが趣味となってくれた。

 

園芸では、生命の綺麗さと強さを感じられる。

 

プラモデルは、作る事、ひとつ完成させる事に充実感があり楽しかった。

 

プラモデルを作る事で、癌から離れる時間が増えて、精神的に安定していった。

 

癌の事が、日常生活で少しづつ頭から離れてくれた。

 

何か作業する事が良かったし、楽しむ事が良かったんだと思う。

 

以前は何度挑戦しても、TVゲームが楽しく思えず、直ぐに辞めていた。

 

ゲームが出来るようになったのも、この後の話です。

ようやくPS5が抽選で購入できたのが今年の8月末という悲しさ・・・

 

癌になってから見たテレビでいうと、

NHKBSのこころ旅。

こころ旅も入院中の唯一の楽しみだった。

 

火野正平さん、スタッフ、手紙を送った視聴者の方。

みなさんの優しさで作られている番組。

 

今も毎日録画したものを見ています。

 

 

初めてプラモデルを作った、

それから約3年経った。

 

あんなに断捨離で、棚も捨てまくったのに、プラモ用に棚も購入した。

 

ちなみに作る時間は人より遅いと思う。

 

3年で作ったプラモデルの棚をご覧ください。

右の棚(カラーボックス)は8月に買ったばかりなので、空きはたっぷりあります。

 

 

9月1日にMRI検査で増大がと言われながらも、

その期間をまたいで完成したのが、これです。

 

 

ガンプラがコロナ過でブームとなり、帰る時に買っておこうと家には沢山の積みプラ(未作成の積んでるプラモデル)があります。

 

その中で、人生の最後に作ろうと思っていたプラモデルがあります。

 

2020年12月に購入した

「PG UNLEASHED 1/60 RX-78-2 ガンダム」

 

高額で作った事の無いサイズの大きさのプラモデルです。

 

パクリタキセル+アービタックスをするようになれば、

指先に痺れが出るのは確実のようです。

 

箸も持てなくなるという事も見た事があります。

 

それもあり、残していた

「PG UNLEASHED 1/60 RX-78-2 ガンダム」を作る事に。

 

通常のHGのプラモデルの箱と一緒に取った写真です。

 

大きさが分かってもらえるかなと思います。

 

自分は完成させられるのでしょうか?

 

いや作る事が楽しめれば、いいと思っています。

 

 

自分が精神的に落ち着いたのは、CT検査やMRI検査などの結果が安定してきた事も勿論大きいのです。

 

癌の色々な不安を忘れさせてくれたのは、植物。

 

そして趣味となったプラモデルだと思います。

 

共に家で出来る事も大きかったです。

 

「PG UNLEASHED 1/60 RX-78-2 ガンダム」を人生で最後のプラモデルにしたくありません、

次も次も作りたい物があります。

 

 

今日も生きててえらいぞ、自分。