この日はMRI検査があり、絶食。
8時50分、採血。
MRI検査でも使用するようにと太い針で。
9時、歯科でのメンテナンス。
2か月毎の歯科。
主治医の下の先生。
一年後に変わるのだが、今の先生はすごい良い。
口の端が直ぐに切れる事を最重要に対応してくれる。
土の先生もワセリンを塗ってくれていたが、ちょくちょく気にして追加してくれる先生は久しぶり二人目。
10時20分、MRI検査。
室温が低くて寒いぐらいだが、おかげで造影剤の体が熱くなるのが無かった。
11時、耳鼻咽喉科の主治医診察。
先週入院していた話。
血液検査は、良いですよから、焦って訂正する先生。
いつも通りですよと言い直す。
MRI検査の画像を前回の分と並べてPCに表示する主治医。
「まだ正式な結果は出てないのですが、」
「画像はブレがあるのですが、気になっていた所がおおきくなっているようだ。」
素人目にも、指摘された箇所が大きくなっているのが分かった。
気になっていた箇所は、初めて聞いた話。
「口の中をスコープで見ます。」
処置室に移動。
口にスコープを入れ、写真を取りながら主治医の独り言が。
「ここの肉芽は綺麗になくなったなぁ。」
「う~ん、口腔がんかなぁ?」
この辺は聞き間違えかも。
ここ数ヶ月恐れていた事が、現実に起こっている事に心はふらふらに。
受診室にもどり、今取った写真と以前取った写真をPCに表示。
主治医
「ここ、元々炎症していた所が広がっている。」
「生検した方が良いかもしれない。」
「表層だけだったら、取れるかなぁ?」
2018年に手術不可と言われていたので驚いて、
「手術できるんですか?」と聞く。
主治医
「口が開かないので、鼻から入れたら手術できるかも。」
「生検しますか?」
正直、もう生検はしたくなった。
再発が疑われた時も、生検したらどんどん癌が暴れだした過去があったし。
2021年11月に、前の主治医と生検するかの話になった事が有ったが、その時は、主治医が生検で癌と分かっても、いまとやれる事は変わらないしと、生検せずに様子見となっていた。
でも手術できるのならやるかと揺れた。
「はい」と答えた。
口内に局所麻酔。
何度が組織を取って、生検終了。
主治医に聞いた。
「癌の可能性は高いですか?」
「癌と分かれば、直ぐに手術ですか?」
主治医
「癌だとしたら、PET検査を行います。」
「PET検査で他に見つかれば、手術は出来ません。」
「今日の抗がん剤はこのまま打ちましょう。」
頭が真っ白になった。
だとしらた生検しなくても良かったんじゃ。
今の治療で駄目になったら、その時は死ぬしかないでも良かった。
目がチカチカしてきた。
主治医に「倒れます。」と伝える。
バタバタと他の先生や看護師さんが入ってくる。
「○○さん」と何度も呼ばれる。
気持ち悪くなってきていたが、恐らくだが意識を失わずにいたが、体からがっくと力が抜けた。
他の先生が足を高く上げてくれている。
看護師さんが血圧を測ると、70台。
主治医は、
「これはきついはず。」
「でも自分で倒れそうと言えたのはいい事。」
チカチカが少し回復。
主治医に大丈夫ですと伝える。
看護師さんがもう一度血圧を測る。
「60台。」
「これは駄目だ、横になって休みましょう。」
「次の抗がん剤の受付をしに行かないと」と帰りがいつになるのかと心配で言った。
看護師さんが車椅子で運んでくれる事に、待ち時間に横になりましょうと。
長くなってきたので、続きます。