入院2日目の夜10時ぐらいの事。
絶食も2日目が終わろうとしていた。
口が無償に寂しくなってきた。
お腹は少し減ったかなと感じる事はあるが、大したことはない。
何か味を欲した。
そういえば、入院初日に売店はないが、自動販売機はあると場所を教えてもらっていた。
絶食だが、飲んでもいいと許可が出ている。
我慢出来ず。
点滴を持って、部屋の外へ。
言われていた場所へ行くと自動販売機が。
誤飲してしまうので、口を少し濡らす程度しか飲めない自分。
選択肢は、蓋が閉じれるペットボトル。
午後の紅茶ミルクティーを購入。
部屋に戻って、口にほんの少量含ませる。
ミルクの味がふぁ~と広がる。
美味しい。
午後の紅茶自体何年振りだろう。
昔は好きだった。
もう一口。
ああ美味しい。心から感じる。
この辺りで、強烈な眠気が。
ミルクティーを口にしたので、歯磨きは絶対だ。
それなのに罪悪感も感じながら、
眠りについた。
二日目が終わった。