土曜日のこの日。
ちょっと用事がありった。
駐車場がないので、交通手段に選んだのは、「バス」。
乗車している時間は、約30分になる。
行きよいよい帰りは恐い。
癌以前も、乗り物酔いはする方だったが、30分程度では問題なかった。
体が揺られ続ける事がこんな体に響くっていく事を嫌というほど知ってはいた。
以前に入院中の外泊で嫌というほど味わった。
行きも、気持ち悪くなったが、バスを降りて暫くすると回復した。
帰りがきつかった。
途中で降りようかと何度も思った。
でも降りても、また乗らないといけないし、タクシーは高い。
気力で最寄りのバス亭に着いた。
バス停から家までは、3分。
家に戻って、リクライニングチェアに座り込む。
暫く休んでも、気持ち悪い。
ダメージは大きい。
気持ち悪さが抜けるのに要した時間は、「3時間」。
行けるんじゃないかと思ったのだが、
もうしばらくバスを利用するのは辞めようと誓った。
大分回復したように思ったが、自分が要介護者である事を忘れさせてくれない出来事だった。