この日は、外来でオプジーボ投与。

 

何時ものように、歩行器に荷物を載せて移動。

 

やっぱり、アスファルトとのガタガタと違って、院内など建物の中は、床がすべすべなので歩行器が使いやすい。

 

 

採血、歯科、耳鼻咽喉科、外来化学療法室の順でオプジーボも無事に投与出来、終了。

 

 

この日は、今のうちに会いに行きたい場所へ寄ってから帰りました。

 

耳鼻咽頭科の入院病棟へ。

 

 

2018年に半年間の入院でお世話になった看護師さんに、元気に通院している姿を見てほしいという気持ちもあって挨拶に。

 

 

今のうちにというのは、少なくともオプジーボの効果が出ている間にと考えた。

 

延命治療として、癌と共存していきましょうと言われていたオプジーボ。

 

効果が出なくなった時には、看護師さん達に挨拶に行く気力が残っていないだろうと。

 

 

挨拶といっても、仕事中の看護師さん。

 

 

ナーズステーションに、行ってみると、

「あ~○○さん」と

気が付いてもらえて、何人かの看護師さん、婦長さんが仕事の手を止めて話す事が出来た。

 

 

2週に一度、大学病院に抗がん剤治療を受けに来ている事。

 

冗談ぽく、死んでいませんよとも伝えた。

 

 

忙しい中、4,5人の方が対応してくれた。

 

 

久しぶり、7か月ぶりに、お世話になった看護師さん達の顔が見れて嬉しくもあり、懐かしくもあった。

 

 

看護師さんの一人からは、

 

「退院していった患者さんがどうなっているのか分からない事が普通なので・・・、良かった。」

 

 

自分は、治療が終了して、もしくは回復して退院した訳じゃなく、余命宣告を受け、外来治療に、在宅医療に切り替える理由での退院。

 

本当に死んでいてもおかしくない。

 

 

実際、余命宣告は、半年から一年。

 

 

退院も車椅子での退院。

 

歩行器を使っているとはいえ、一人で外来に来ている姿を診てもらえるだけで、そして入院中の感謝を伝える事が出来て、単純に自分が一番嬉しかった。