前回の訪問看護にて提案を受けた

「身体リハビリ」。

 

次の週、訪問看護の日。

 

訪問看護師さんから、

 

「訪問診療の先生から、リハビリ指示のOKが出ました。」

 

「日程の候補を決めて、連絡しますね。」

 

 

あっという間に、訪問でリハビリを受ける事が決まった。

 

 

リハビリについては思う所が沢山会った。

 

 

2018年1月、再発した癌手術の為に入院。

 

15時間にも及び手術。

 

術後感染症で死線をさまよい。

 

感染症の原因の一つであると、手術で顎の骨を割って、

固定に使っていたプレート。

 

そのプレートが感染していると、除去の為、全身麻酔での手術。その時に感染対応で、手術の傷は全て開放(膿を出す為)。

 

プレートを外した顎は、上下の歯を針金で固定し、口をあけないようにする、顎関固定。

 

その後も、処置中の大量出血で意識を失い、緊急手術。

 

首の手術時の傷が塞がらずに、

皮膚移植手術。

 

陰圧閉鎖療法で、大きな機械と一日中繋がる入院生活。

 

 

癌の手術での入院が、何か月しても退院の目途すら立たない日々。

 

 

ようやく回復してきた時に、始まったのがリハビリ。

 

 

咽頭再建手術で、嚥下出来なくなっていた為、嚥下リハビリ。

 

 

顎関固定で、1センチ、指一本入らなくなった口。

理由は顎が固まってしまった為。

 

固まった顎を開かせる為、

開口リハビリ。

 

 

嚥下リハビリは、理学療法士。

 

開口リハビリは、歯科の先生。

 

それぞれの先生によるリハビリ。

 

 

嚥下は、全く出来ずに絶望から始まったが、理学療法士はとにかく褒めて、僅かな変化を励まし続けてくれた。

 

 

開口リハビリは、開口する為の器具を利用する。

 

口の中に、無理やり器具を入れ、ねじって器具を開く。

拷問のような痛みを伴うリハビリだった。

 

 

それが、すべて自然消滅してしまった。

 

余命宣告されてから・・・

 

半年から一年と宣告された患者には、リハビリは不要と判断されたからなのか?

 

リハビリを行う方が残酷だという事なのか?

 

説明は無かったので、分からない。

 

 

そんな自分が、在宅医療になって再びリハビリを行う日がくるとは・・・

 

それも、これも延命治療として受けた、オプジーボの効果が出たからだろう。

 

 

もう一度リハビリっていうも、

奇跡のような話です。