庭。

 

とっても狭い庭に、植物が一杯。

 

人が歩く幅があって、その周りはすべて植物の鉢だ。

 

歩ける幅は、庭を横切る感じにある。

 

その奥に、今年で3年目のチャレンジになるホオズキの鉢がある。

 

ホオズキは多年草で、赤いちょうちんがぶら下がる状態は一度しか見ていない、しかも少量。

 

今年は、調子がよく、白い花が結構咲いてくれている。

 

白い花が上手くいけば、あのホオズキになる。

 

 

所が、害虫も目に付く。

 

害虫は、カメムシ。ネットで調べると

クサギカメムシの幼虫。

 

結構、気持ち悪く、素手で触ると指に臭い匂いもつく。

 

対処は、手で取るのが一番らしい。

 

 

雨上がりのお昼過ぎ、狭い通路の奥へ。

しゃがんで、軍手でカメムシを駆除していた。

 

 

すると、ふあ~と後ろに倒れそうになった。

 

何かに引っ張られた訳でもなく、筋力が無くしゃがんでいられなくなったようだ。

 

踏ん張る力もなく、後ろに倒れこんだ。

 

「ヤバイ」と一瞬考えたのは首。

 

後ろに倒れた時に、首を支えられずに、首が後ろに反った。

 

体が地面についた時に、首から「バキバキ」と音が聞こえら後頭部を叩きつけた。

 

 

首をやってしまったのか?が一番最初に浮かんだ。

 

植物の鉢の間で、横になって植物越しの空を見ていた。

 

狭い幅、掴む物もなく、立てないかもとも考えた。

 

動いて、首が痛んだら嫌だという思いもあり、しばらく動かずに、空を眺めていた。

 

 

ゆっくり、胃ろうで穴の開いている腹筋を使って体を起こす事が出来た。

 

スマホも持ってないし、声も小さくしか出せないし、植物に埋もれて周りから見えないしと最悪の事態も浮かんだが、

 

植物だらけの庭から、何とか脱出できた。

 

 

首の痛みも感じなかった。

 

 

危なかったという気持ちで、落ち着かなかった。

 

 

しばらくしてから痛みだすかもと怯えて過ごしていたが、

一夜明けても、僅かに違和感あるかなぐらいで済んだ。

 

 

助かったなぁという思いよりも、足腰の弱さに自分で引いた。

 

絶対和式トイレなんて利用できないだろうなぁとも考えた。

 

 

流石に庭で、何らかのヘルプを呼ぶような事態は避けたい。

 

一番に、庭の植物の撤去が上がるだろうし。

 


 

右太ももの筋肉を取って、咽頭再建手術した事も響いているのかなぁ。

 

 

何とか、足腰を強くしたい。

 

そう思う出来事でした。

 

 

写真は2020年のホオズキです。

去年は駄目だったので、今年こそは。