2018年1月から半年の入院生活。
寝たきりの入院生活。
退院後も、歩くリハビリを自分でやり始めたが、ほとんどはリクライニングチェアに座っている。
リクライニングチェアなので、座っているのは違っている。
オットマンに足を載せて、緩い角度の体勢。
角度が付いたベットの様で、背中を完全に持たれかけている、ほぼ寝ている状態だ。
退院時には、介護保険の区分は、
要介護4と判定された。
要介護4は寝たきりの状態を表す。
自分では、トイレに歩いて行けていたので、寝たきりではないのではと思い込んでいた。
でも、リクライニングチェアからトイレへの移動は出来ても、床に座った状態からは、何も手に持つところがないと立ち上がれない。長い距離も歩けない。
立派に寝たきりで、要介護4の状態だと後々理解する事に。
寝たきり生活で、失われたのは足の筋力だけではなく、生活に必要な最低限の筋力も失われてしまう。
首を支える筋力もなければ、更に背中の筋力も無くなる。
歩くリハビリは、退院後、半年を過ぎても続けている。
少しずつ歩数を増やして行くが、歩数が増えると首だったり、背中が痛んでくる。
その痛みは、筋力低下を表しているし、リハビリが意味あるものだとも感じさせてくれた。
体の筋力低下でいうと、肩もそれに当たった。
シャワー前後の着替えで、肩を上げる事が困難になった。
入院中であれば、看護師さんが手伝ってくれるが、在宅医療ではそうはいかない。
ネットで、前開きの肌着を探した。
前開きの肌着は、
「介護・入院・診察などで、着る人にも着させる人にも、やさしい肌着」のジャンルで見つかった。
注文したのは、
グンゼの「ワンタッチ半袖シャツ」。
ボタン部分は、ワンタッチテープ。
小学生の頃の財布、バリバリと着脱するようなやつで肌着を止めるやつだった。
実際、着る時も、脱ぐ時も楽になった。
着ごごちも良くて、大満足した。
使用し続けていくと一つ問題が発生した。
それは、テープ部分に洗濯後に糸くずやゴミが付いてしまう事。
取ればいいのだが、服毎、ボタン毎だ。
それでこの一月に冬用を購入する時には、
「7分袖クリップシャツ」にした。
クリップボタンだと、汚れが溜まる事も無かった。
その後、半袖も、少しずつ前開きのクリップシャツへ変えていきました。
実際は、冬ぐらいには、以前よりは肩は動くようにはなっていましたが、前開きの便利さは一度味会うと離れられませんでした。
着ごごちが良かったのも大きかったです。
このブログも、半袖クリップシャツを着て書きました。