2018年。
人生の中でも、大変過ぎるぐらいの一年となった。
2016年 中咽頭癌発覚。
2017年 再発。
2018年 再々発、
半年から一年の余命宣告。
簡単な年表を見ても、余命宣告されるはなぁと思う。
2018年、えぐかったのは、再発手術の為の入院が、術後感染症で死にかけた期間。
寝る事もできず、高熱と悪寒を繰り替えす日々。
それに慣れない気管切開も。
二十日間寝る事も出来ずに、苦しんだ。
遂には、看護師に「殺してほしい」と願い出た。
それから数日後には、緩和ケアチームがやって来た。
その日々を超えるても、何度も全身麻酔での手術を受けた。
そんなはずじゃない日々。
心の支えは、毎日来てくれた家族親戚。
もう一つが、治療中や入院中は、苦しい治療があっても、再発については考えなくていい事だった。
それゆえに、入院中に再々発を告知された時は、心が砕け散った。
余命が半年から一年と告知。
半年という期間の短さ。
死んでしまえば、もう一度ずつしか、季節を感じられないのか?それぐらいの期間しか生きられないのか?
受け入れる事は難しかった。
受け入れるというよりも、諦めるが近いのかもしれない。
延命治療として、癌と共存する為にとオプジーボ治療を提案された。
3割未満の人間にしか効果は無いと。
ここまで、何をやってもダメだった自分には3割に入れないと確信し、治療を拒否。
両親の説得で、最後の治療として受ける事に。
それがまさか効果が出て、3割側に入る事が出来た。
半年を超える事が出来た。
奇跡。両親に感謝です。
咽頭再建手術の後遺症での嚥下障害。
食事は胃ろうからの栄養剤に。
食事を楽しむ事は、失われた。
気が狂いそうになった日々もあった。
些細な体の変化や、不調で、癌増大に怯える事も多い。
万々歳でしたなんて言えない。
検査と検査の間は、なるべく忘れて過ごすようにと務める。
なるべく楽しい事、行きたい所へ行く。
歩行器、杖を使って。命の期限もあるし。
そんなこんなで、
2018年で、人生が終わらずにすんだ。
有難い事です。
2018年の出来事を1年四か月かけて、やっと書けました。
筆が遅い故だと思います。
読んでくださる皆様のおかげで書く事が出来ました。
有難うございます。
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親戚んちにいる元愛犬です。