介護ヘルパーさんが来てくれる日でした。

 

生活援助である、掃除と洗濯をして貰える1時間。

 

実際は、45分で終わっていました。

 

 

洗濯は、縦型洗濯乾燥機。

 

交換したシーツと洗濯機に放り込んである服を、操作してもらう。

 

乾燥までなので、ヘルパーさんが帰った時間も回っています。

 

乾燥が終われば、シーツは取り出しますが、服は着るまでそのままな。

 

畳んだり、タンスにいれたりする体力にも問題がありました。

 

床に座り込んでしまうと、立ち上がれない事もあります。

 

良い訳っぽいですが・・・

 

要介護4の一人暮らしでした。

 

 

この日は、いつも違いました。

 

ヘルパーさんが帰った後、

洗濯機から「ピーピー」と警告音が鳴ります。

 

見るとエラーコードが表示され止まっていました。

 

ネットで調べると、排水出来ないエラー。

 

 

言い過ぎですが、絶望しました。

 

 

排水口を調べようにも、排水口は洗濯機の下。真下排水です。

 

洗濯機を動かさないといけません。

 

水が入っていなくても出来ませんが、

水が入った洗濯機を動かす力はありません。

 

 

如何したらいいのだろう?

 

 

在宅医療のお世話になりたてで、ソーシャルワーカーさんに相談する考えも、介護ヘルパーに連絡する考えもありません。

 

電話が活舌が絶望的で伝わらないので、電話したくないのも意識下に有ったと思います。

 

たかだが、洗濯機のエラーで、何も出来ない自分に落ち込んでもいました。

 

 

2008年製の洗濯機でした。

 

10年使っていれば、壊れてもおかしくありません。寿命かもです。

 

 

近所の家電量販店へ、ゆっくりゆっくりと歩いて行きました。

 

乾燥付きの洗濯機は、結構高額でした。

 

安ければ、購入しても良いかと思いましたが、辞めました。

 

要介護4の一人暮らしには、乾燥付きの方が良いのです。

 

 

家に戻り、ネットから修理を依頼。

 

修理であれば、2,3万円。

 

 

開けて、次の日。

 

洗濯機に使っている服を取り出し、

コインランドリーを利用。

 

 

修理で診てもらう時、水が入った状態はとても重いだろうと、

洗濯機にある水を、お風呂の手桶で少しずつ出します。

 

 

気分が悪くなったら、座って休憩。

 

 

その繰り返しで、時間は掛かりましたが、ある程度水を出せました。

 

 

修理の人が来た日。

 

見てもらった結果は、排水口が汚れで詰まっていただけでした。

 

器械的な故障ではありませんでした。

 

ただ、修理の人が言うには、洗濯機は通常10年ぐらいですと。

 

修理費は、数千円と訪問費用ぐらいですみました。

 

 

後日、ソーシャルワーカーさんが家に来た時に洗濯機の話をしました。

 

排水口の掃除が必要だけど、出来ない現状。

 

重い洗濯機を動かさないといけないので、今来てもらっている介護ヘルパーさんでは出来ないとソーシャルワーカーさん。

 

ソーシャルワーカーさんは、

自分がしますと。

 

月に一回、会いに来る時に、

排水口のゴミを取りますと。

 

 

有難かった。

 

 

ソーシャルワーカーさんは、洗濯機を片手で傾けて、排水口を確認し、出来ますと実際やって確認した。

 

 

ソーシャルワーカーさんに助けてもらって成り立つ生活です。

 

本当に有難いです。

 

 

要介護4一人暮らし。

 

真下排水では、排水口の掃除は難しい。

 

 

ヘルパーは、女性が多い、かつ高齢の人。

 

その方が一人で行う生活援助の掃除。

 

排水口の掃除って他の人はどうやっているのだろう?

 

窓ふきが出来ない、玄関掃除ができないと、介護では、掃除の範囲があるので、対象外なのだろうとも思う。

 

好意でやってもらっているのでしょう、

申し訳なくもあります。