書き忘れていたので、少し遡って9月。
栄養剤が、
「エンシュアリキッド」から
「半固形ラコール」に変わりました。
これは、訪問看護師さんの提案によるもの。
訪看さんが回っている胃ろうの患者さんはみんな半固形ラコールだと。
変更する利点が、
① 半固形なので、液体のエンシュアと違って満腹感がある。
② 注入時間が短縮される。
③ 投与容器が要らなくなり、洗い物が減る。
④ 点滴棒を使わないので、レンタルを辞められる。
⑤ 缶のごみがなくなる。
⑥ 外出先でも注入が出来る。
悪い点は、医療保険がきかない
「加圧バッグ」を購入しないといけない。
交換する事にした決めてで、大きかったのはふたつ。
「外出先でも注入出来る」と「缶がなくなる」でした。
2週に一度の外来でのオプジーボ投与。
外来の日の栄養注入に問題があった。
朝5時過ぎに起きての注入。
「エンシュアリキッド」は、胸やけがおこるので、なるべくゆっくりと入れる必要があった。
だから朝早く起きての注入となる。
平日も、ゆっくりと入れるので、一日の大半の時間を栄養注入に使っていた。
外来の日、戻ってくる14時過ぎまで、昼の注入が出来ずに、空腹でふらふらになっていた。
病院で、お昼の注入が出来れば、それが解決する。
もう一つが、エンシュアの空き缶問題。
何時も、エンシュアの空き缶は、エンシュアのカラ段ボールに入れていた。
空き缶を良く洗って、乾かしてから入れれば良かったのだが、退院後心も体調も良くなく、そこに考えが至らなかった。
ソーシャルワーカーさんが、有難い事に月一回、空き缶を地域のゴミ処理場まで持って言ってくれていた。
洗っていない空き缶から、
コバエが発生。
コバエが飛ぶのは、精神衛生も良くなかったし、嫌だった。
加圧バッグは、お世話になっている薬局で4500円で購入し、
半固形ラコールは訪問診療の病院から処方してもらい、物は薬局が配達してもらう。
そうして、
半固形ラコール生活はスタート。
ワンパック300gを、大体10分足らずで注入出来る。
2パック入れる時間でも、合計20分ぐらい。
時間短縮効果は、凄まじい物があった。
一日のほとんどを、注入の時間としていたのが嘘みたい。
外来では、オプジーボ点滴中に、お昼の注入が出来るようになった。
コバエもいなくなった。
洗い物も少なくなった。
半固形なので、注入すると、お腹に溜まる感覚もある。
エンシュアでは、水分で苦しくなる事はあっても、溜まる感覚はなかった。
その感覚も、9か月ぶりの事。
自分にとっては、
いい事だらけの半固形ラコールへの変更。
提案してくれた訪問看護師さん、
訪問診療の病院と薬局のお陰で、
QOLが向上しました。
デメリットは、意外と「加圧バッグ」が壊れやすい事。保険が効いたらなぁ。
デメリットを遥かに凌駕するメリットがあり、半固形ラコールはおすすめです。