病室で、眠っていた。
はっと目覚めた。
鼻血だーーー。
起き上がり、ティッシュに手を伸ばす。
左穴からの出血。ティッシュを突っ込み、ナースコール。
寝てて鼻血が出ると、瞬間で起きるのは人間って凄いなといつも思う。
看護師さんは直ぐに来てくれた。
時間を見ると、朝4時。
看護師さんは、突っ込んでいたティッシュを取り、鼻に詰める小さいボール状のものを鼻の穴に。
その上から、ティッシュで押さえつつ鼻の根元を自分で押さえる。
救急搬送された時のような出血量では無かった事もあり、看護師さんが戻った後、暫くして鼻血は止まった。
その30分後、今度は右穴から鼻血。
今度は、ビシャビシャと量が出る。
左穴に続き、右穴も何もしていないのに鼻血が出てきた。
救急搬送された時と同じような出血。
多めのティッシュで押さえつつ、
ナースコール。
二人で看護師さんが直ぐに来てくれ、
「これは、先生に診てもらった方がいい。」
鼻血を押さえながら、処置室へ。
初めましての女医。
打ったり、鼻をほじったりしていないのに鼻血が出て事を伝える。
カメラでチェックし、
「これは焼いた方がいいね。」と先生。
麻酔を鼻の穴に。
レーザーで焼く。
「バチン」という音と同時に「痛い」とつい声が。
「バチン」、「痛っ」
「バチン」、「痛っ」
「バチン」、「痛っ」
焦げ臭い匂いと共に、処置は終わった。
これまで、2回ぐらい同様の処置を受けたが、今回何故かいつもより痛かった、麻酔が患部に当たらなかったよう。
先生から、
「五日前も鼻血でてますよね。」
「鼻血は乾燥すると出る事も。」
「対策として、鼻の穴にワセリンを綿棒で塗るてもあるけど、綿棒入れる事で出る可能性もあるからね~。」
焼いてもらって、出血も止まり、右穴は何も鼻に突っ込まなくて済み、病室へ戻る。
何もしていないのに、多めの出血量の鼻血はやっかい。
そういえば、緊急搬送時の鼻血も、寝ている時。
今後も続くのは、困るなぁと入院時で良かったなぁという思いが混在。
鼻の両穴に詰め物をして、使えなくなると、口呼吸しなくてはならない。
放射線治療の後遺症で、唾が出ないので、口呼吸だと口内がカラカラになってしまう。
そう言う意味でも、焼いてもらって、鼻呼吸が出来る状態にしてもらい助かった。
ベットに戻ると、直ぐに眠りに就いていた。
左から鼻血 止まった30分後に右からも 先生による処置 鼻の奥を焼く