リハビリとして、毎日、千歩程度をノルマに歩くようになった。
杖は使ったり、使わなかったりで。
コケて地べたに座りこんでしまうと立ち上がれない。
信じられないと思いますが、立ち上がる筋力がない。
そんな時は、訪問介護、ソーシャルワーカーさんに電話しようとスマホを持って。
迷惑な話で申し訳ない。
ゆっくりとしたスピードでしか歩けない。
ご年配の方々よりも遅い。
運よく、コケる事なく歩けてはいた。
夜も寝れないぐらいの胸やは減っていったが、それ以外は変わらない。
肩が上がらず、服を着るのも脱ぐのも一苦労。
肩が上がらないので、シャンプーも一仕事。
立ち上がる度に、貧血。
要介護4の一人暮らしは大変だった。
ほとんどの時間をリクライニングシートの上で過ごしていたのだが・・・
後で知ったのだが、そういう症状を
「廃用症候群」というらしい。
ネットより
廃用症候群とは、病気やケガなどの治療のため、長期間にわたって安静状態を継続することにより、
身体能力の大幅な低下や精神状態に悪影響をもたらす症状のことをいいます。
関節は固まり、筋力が低下していた。
対処法はリハビリなので、少ない歩数だが毎日歩いていたのは合ってはいたのだろう。
リハビリを始めて時間も経っていないので、そんな状態だった。
頭を支える首の筋力も、背中の筋力も無かった。
それでも、気持ちは前向きだった。