「腫瘍があります。」
昨日、主治医に言われた言葉。
昨日は大学病院での抗がん剤の日。
CT検査も予定されていた。
血液検査後、主治医の受診、
真菌炎が良くなっていない事を報告した。
主治医から、
「今日、患者さんが少ないんですよ。」
「久しくカメラで見ていないので、
今日どうですか?」
「はい、よろしくお願いします。」
と答えた。
鼻からカメラを入れて、いい事を言われる経験は過去にあまりない。
再発が見つかったのも、CT検査などではなく、鼻からのカメラでの事。
覚悟して臨んだ。
処置室に移動。
最初は、口にカメラをいれた。
そこで言われたのが、
最初に書いた言葉。
「ここに、
腫瘍がありますね。」
「左奥歯のその奥に、
腫瘍があります。」
「私が見初めてから(今年の4月から)、ずっと有ったので、肉芽の可能性もあります。」
覚悟していたので、心がバラバラになるような事はなく、木刀で殴られたぐらいの衝撃。
それもまあまあだが・・・
その後、鼻からカメラ。
主治医から
「今も口から、食事は取れていませんか?」
「はい。」
「水分はどうですか?」
「口内を潤わせる程度です。」
「とろみをつけてでも、水分を飲んだ方が良い。」
「ある程度の量を、ごっくんと飲んだ方が良いですね。」
「肉芽だとすれば、綺麗にしておけば、小さくなるかも。」
診察室に戻り、主治医と話す。
「CT検査では写らないぐらいの腫瘍。」
「小さいままなので、肉芽の可能性も。」
「生検してもハッキリさせても良いけど、癌だとは分かっても今と同じ事しか出来ないからなぁ?」
「生検きっかけで、大きくなった事も多いし・・・」
自分も、再発疑い時に、
生検したら、みるみるあっという間に大きくなった過去を話し、
生検は受けたくないと伝えた。
主治医は、「その時の話は聞いています。」
結果、生検はせずに、
経過観察となった。
その後は、カメラで撮った映像を元に、気になっていた咽頭再建部分を見せてもらったりした。
再建部分の元太ももは、言われないと分からないぐらいだった。
主治医は、咽頭では無いので、潤いはないので、物は詰まるやすいと。
その後、抗がん剤投与、CT検査を受けてこの日は終了。
この日、「腫瘍があります。」の言葉が心にまとわりついた。
大きくはなっていないのだからを武器に落ち込まないようにしたいが、
落ち込んでいた。
余命宣告された期間を超えたとはいえ、延命治療中である事。
再発、再々発と繰り返し、手術不可。
それもあり、より延命治療だと思わせる
今日、起床後も、同様に落ちていた。
お昼ぐらいに、急に、落ち込んでいる事にイライラしてきた。
腫瘍があっても、大きくなっていないのなら落ち込んで過ごすのが、ナルシストの様な気がして来た。
もっともっと大変な方は沢山いると。
今は、そんな気持ちだが、また落ち込む時は必ず来るだろう、
でも、それはそれで良い。
気持ちが揺れるのなんて当たり前。
ブログを書いている途中に、訪問診療があり。
そこで、昨日の出来事を話したこと。
先生、看護師さんに励ましても貰えました。
本当に、有難い事です。
そして、昨日から、多め(小さじ一杯程度?)の水分を取るようになりました。
ここ3年で、自分史上最高の量ですが、今の所むせていません。