6月22日(金曜日)。

 

退院してから、三日後のこの日、

外来の日。

 

大学病院にて、初めての外来化学療法となる。

 

 

主治医の先生に、外来化学療法のスケジュールが良く分からずに質問していた。

 

 

先生は、「だいたい9時前ぐらいに、採血を受けて貰えばいいですよ。」

 

 

朝の点滴による胃ろう注入を、6時ぐらいから始めた。

 

点滴は、ゆっくりと入れないと気持ちが悪くなる。

 

なので、時間はかなりかかる。

 

入れていたのは、エンシュア。

 

これをいれても、満腹感はなく、

水を沢山飲んで、吐くギリギリのような感じ。

 

 

それらが終わり、

朝、8時に家を出た。

 

 

出たと言っても、自分一人ではなくて。

 

親に車で送ってもらってだ。

 

 

親は、さらに一時間前に家を出て、私を拾ってから大学病院へ。

 

 

そして、仕事を休んでなので、大変申し訳ない。

 

 

 

そして、病院に8時45分ぐらいに着いて、採血を受けに。

 

移動は、車椅子で。

 

 

採血が9時過ぎに終わり、主治医の受診を待つ。

 

 

今ならわかるが、9時前に採血は遅い。

 

採血する時間が遅いと、受診の順番はだいぶん後ろになってしまい、待ち時間は長くなる。

 

 

健康な状態なら、車椅子なら、絶対に立って待つ事もなく、楽ちんだと思う。

 

でも、車椅子に座っている事自体が、辛い。

 

「横になりたい」が素直な気持ち。

 

半年の寝たきり生活で、座っている体力も無くなっていた。

 

 

 

体調が良くない時ほど、待ち時間が長く感じる事はない。

 

受診がやっと終わって、

外来化学療法へ行くが、待ち時間が1時間以上あった。

 

 

もう既に、お昼の栄養注入時間は、過ぎている。

お昼の薬も入れられない。

 

栄養が入っていないと、更に、ふらふらになっていく。

 

 

今考えれば、薬だけでも胃ろうから入れればいいのに。

その事も分かっていなかった。

 

 

順番が来て、オプジーボ点滴が始まる。

 

最後の生理食塩水を含めて、一時間程度で終わる。

 

抗がん剤としては、短い時間で終わるので、助かる。

 

 

全てが終わって、お昼の薬、胃ろうでの栄養注入が始められたのは、

14時半を過ぎていた。

 

 

入院中に、部屋で、オプジーボを受けれていたのが、どれだけ楽な事なのか。

 

入院中は、

何ら待ち時間もなく、ベットの上に居るだけだ。

 

 

入院中のオプジーボ点滴がどれほど負担が無いか、

嫌になるほど知らされた

「初めての外来化学療法」となった。

 

 

そして、この日は、介護計画書作成の為の介護会議が16時からだ。

それは、次のブログで書きます。