退院し在宅医療が始まったが・・・
思っていたのとは違っていた。
入院時の後半は、ベットの上では体調が良かった。
ベットの上でだが、本を読んだり、ネットを見たりしていた。
治療など以外の時間はずっとそうしていた。
退院し、家に戻ると。
一人なのが、不安になっていた。
不安な理由で、一番大きいのが
「立てない事」。
ベットの上から、トイレ。
リクライニングチェアからトイレ。
リクライニングチェアから、薬を取りに立ち上がる。
リクライニングチェアから、キッチンに行き、胃ろうの用意をする。
リクライニングチェアから、キッチンに行き、胃ろう物品の洗浄する。
動くのは、これだけ。
ベットかリクライニングチェアに居るだけだ。
不安なのは、地べたに座り込んでしまった時。
もうその状態になったら立ち上がれない。
立ち上がれないのは、
太ももの筋力がなく、足が使い物にならない。
足は、だたの棒のよう。
退院したのは良くない事だったのでは?と考えるように。
でも、退院しない何て事は、病院が認めてくれないので、不可能な事だ。
訪問看護も正式にはスタートしていないこの時期に、
地べたに座り込んでしまったら、誰に電話しようかと考えた。
こけない事を、一番に考えていた。
まさか、入院生活が恋しくなるなんて、
夢にも思わなかった在宅医療のスタートを切った。