1月10日に15時間越えの手術。

術後には、感染症にかかり生死を彷徨った。

 

 

それらから回復していき、室内のトイレには歩けるようになっていった。

室外の検査などには、車椅子で移動。

 

 

入院して、4か月が過ぎ、

退院が近いと繰り返し言われた事により、体力を付けないと考えた。

 

 

ちなみに、嚥下リハビリと開口リハビリは受けていたが、

それ以外のリハビリは無かった。

 

 

部屋の外の廊下を歩く事をリハビリとしようと決めた。

 

 

トイレまでは歩けるので、大丈夫だろうと思っていた。

 

 

いざ、廊下を歩くと、歩けた。

でも、僅か5メートルぐらいでくたくたに。

座りたくなったが、部屋まで戻る体力がない。

 

 

すぐ目の前に、処置室前のソファーがあった。

そこまで歩き、座っていられないぐらいだっだので、横になって休んだ。

 

 

ある程度休憩してから部屋に戻った。

 

 

体力は無いが、歩けると考えていた。

 

 

でも違った。

 

 

別の日に、廊下を歩いている時。

貧血を起こした。

 

倒れて、骨折しては駄目だと考えて、その場に座り込んだ。

 

 

こけなくて良かった。

貧血も治まって立ち上がろうとした。

 

 

立ち上がれない。

 

 

太ももに力が全く入らない・・・

 

 

足が、ふあふあで、全く役に立たない。

 

 

廊下で、一時座っていると、他の患者さんが通りかっかり、

廊下で座り込んでいる自分を見て、

「看護師さんを呼びましょうか?」と言ってくれた。

 

親切な方で助かった。

 

 

看護師さんが来てくれて、

「倒れそうなったので、座り込みました。」と伝えると。

 

 

看護師さんは「ナイス判断。」とほめてくれた。

 

 

でも、自分が立てない事に驚いていた。

そして、これが歩けないという事なんだと理解した。

 

 

トイレまで歩けるのは、

ベットからトイレと、座った状態からの移動で、

距離も大した事ないからだったのだ。

 

 

地べたに座ってしまったら、立てない。

椅子からでも、僅かな距離しか歩けない。

 

 

移動が車椅子なのは、体力的には助かると思っていたが、

実際に歩けないんだ。

 

 

4か月にも及ぶ、寝たきり生活で、

アラフォーの自分が歩けなくなっていた。