4月12日(木曜日)。

 

 

突然、大部屋への移動をお願いされた。

 

 

その看護師さんが言うには、

「大部屋で感染症の患者がでて、

個室を開ける必要があります。」

 

「明日、大部屋に移動できませんか?」

 

 

事情が事情だし、「いいですよ。」と答えた。

 

 

「その患者さんが回復したら、個室に戻れるんですよね?

と聞いた。

 

 

その看護師さんは、困惑した表情で、

「いいえ。」との回答だった。

 

 

話の道筋として、変だなと感じた。

その感染症の患者が回復すれば、

元々大部屋の人なので、大部屋に戻るのではと思った。

 

 

その看護師さんの話が、どうも嘘くさかったが、移動に了承した。

 

 

 

4月13日(金曜日)。

 

朝食を経鼻胃管から入れ終わった、10時過ぎから大部屋に移動した。

 

 

 

4月16日(月曜日)。

 

大部屋に移動して、週が明けた月曜日。

 

またしても、看護師さんがこう言った。

 

「個室を希望していましたよね?」

「個室に移動しますか?」

 

 

たったの三日間しかいなかったが大部屋から、

個室に戻れるならと「はい」と回答。

 

感染症にかかった患者さんがもう回復したのか?

別の患者さんが退院したのかなと考えていた。

 

 

看護師さんは、

「ただし、これからは個室料金がかかります。」

 

それでも、個室に移動する事にした。

午前11時には、別の個室に戻る事ができた。

 

差額ベット利用の書類にも、記入した。

 

 

後々、別の看護師さんに聞いて分かった。

重症で個室が必要と判断された場合は、個室料金が無料。

 

差額ベット代は、患者の希望によって利用した場合のみ発生する。

 

 

何らかの理由を付けて、大部屋に移動させ、

患者の希望で個室を再度利用させる形にするらしい。

 

 

なんて馬鹿らしいんだとうのが、正直な感想だった。

 

 

普通に言えばいいのに、

そうすればわざわざ一度大部屋に移動せずにすんだのに。

 

勿論、個室料金は払うし。

 

 

差額ベット代が、病院の経営で大事なのはわかるが、

素直に、大部屋でも大丈夫なぐらい回復しましたよと言えばいいのに。

 

 

恐らく、そう言えるほどは、回復していないから取った手法なのだろう。

 

 

大部屋移動を言ってきた看護師さんは、指示されたたけなので

その人本人には、何も思わないが、

大学病院には、少しがっかりした。