入院生活も、既に三か月・・・

 

 

点滴も、三か月の間、ずっと繋がっている。

 

 

点滴以外の治療は、傷の洗浄処置。

傷は、手術した首、顎、右太もも。

 

 

首と顎は、放射線治療の副作用もあるが、

大きく切り裂いた太ももも、いまだに塞がらなかった。

 

 

陰圧閉鎖療法は、終わったが、傷は、今も塞がっては居なかった。

 

 

傷の洗浄は、週2回。

 

 

そして、洗浄処置の前には、

 

シャワーで、体、傷を洗う事になった。

 

 

闘病ブログで、よく見られる

 

「遂に、シャワーが浴びれて気持ち良いドキドキ

 

何てことは無く、

 

兎に角、シャワーが辛かった。

 

傷を洗うのは、痛まないように泡を軽く流す程度だったので、

痛んだりはしなかったし、しみたりもする事も無かった。

 

 

辛い原因は、体力の無さだ。

 

シャワーは、個室内で、座って浴びる。

 

服を脱ぐ事も、シャワーで座っている事も、

腕を上げる事も、大変な作業になっていた。

 

肩が、上がりずらい何てことも初めてだった。

 

 

 

三か月の寝たきり生活で、

 

基本生活を送る体力は、完全に無くなっていた・・・・・

 

 

それもあり、シャワーを浴びるだけで、疲労困憊になっていた。

 

 

辛いからシャワーを辞めれば、体力も戻らない。

 

 

といようりも、本来は、大した事が無いはずなのにとの思いもあった。

 

 

 

三か月の寝たきり生活の現状が、ここにあった。