それから一週間。
夜寝る時には、スピーチカニューレのスピーチバルブという部品を取ります。
取ると、以前のカニューレと同様に、気管切開した場所からの呼吸に。
問題なく過ごせていると判断されて、
この日、スピーチカミューレをテープでふさぐ事になりました。
喉仏の下にあるスピーチカニューレをテープで塞ぐ=通常の呼吸に。
つまり、気管切開をしていない状況になるのです。
テープで塞いで、呼吸すると、鼻に空気が通ります。
「スーーー、スーーー」と。
爽快感が堪らない
テープで塞ぐのは、カニューレを抜く前にする手段との事。
やっとカニューレを取る事、気管切開を塞ぐ事が目の前に。
日中は、問題なく過ごせました。
夜もそのまま。
テープで塞いだまま、スピーチバルブという部品を取る事も勿論ありません。
寝ようとすると、異変が・・・・
口や鼻で呼吸しながら寝る事が約3か月振り。
そのやり方が分からないのか、
気管切開での呼吸に慣れ過ぎた。
眠りに着きそうになると、呼吸が出来きずに、焦って起きるのです。
目が覚め、はあはぁと呼吸します。
寝ると呼吸が出来なくなるような恐怖も感じます。
日中は、意識して呼吸しているのですが、
無意識の状態での呼吸の仕方を忘れたよう・・・・
何度となく、眠りに着きそうになって、呼吸が出来ずに起きるを繰り返した。
でも、何とか寝る事が出来ました。
それも、2,3日で問題なく寝れるようになりました。
人間、無意識で行っている事にも訓練がいるんだと実感させられました。