CT検査に行く事になったある日。

 

 

顎関固定された状態での、初めての移動となった。

 

 

顎関固定は、針金でガチガチに固定されている。

上下の歯の付け根を、針金で固定されている。

 

固定されている事による、痛みは無い。

 

ただ、口を一ミリを開ける事が出来ない事によるストレスは、

かなりの物だった。

 

 

CT室への移動は、車椅子。

 

車椅子に乗るのも、一大事。

清拭で、体を横にする事も辛かったので当然だろう。

 

看護師さんに手伝ってもらい、車椅子に座った。

 

座ると、素早い動きで、

看護師さんが、テッシュを取って、口元を拭いてくれた。

 

何故口元を拭いて貰ったのか?

自分は、何ことだが全く分かっていなかった。

 

車椅子で、体を起こした状態は辛く、早くCT室に着くことを願った。

 

移動の途中にも、口元を拭かれ、

テッシュを手に持たされる事になった。

 

CT室の待合室で、何故口元を拭かれていたのかが分かった。

 

顎関固定されている口だが、痰だか膿だがが流れているを見る事が出来た。

💧と口から、それが流れていた。

 

気管切開している理由が良くわかった。

再建手術を受けた喉からは、膿が沢山でているんだ。

口や鼻から呼吸が出来るはずも無かったのだ。

 

再選手術から、3週間以上経っているが、

口内が、膿みだらけな事を、初めて知った。

 

喉、舌の一部、左下奥歯の一部を無くし、

口内は、麻痺して良く分かっていなかった症状だった。

 

 

 

種から育てたペンタスが、今月咲きました。嬉しい。