緊急手術①の続きです。

 

膿みだしの処置の最中に、大量出血

 

その刹那、意識を失う。

 

 

意識が戻った時には、大勢の人達が右往左往していた。

どれくらいの時間、意識を失っていたのか全くわからない。

 

恐らく、病院にエマージェンシーコールが鳴っていたのだろう。

実際には、意識が戻っても、

今の状況の意味が全く分からなかったが・・・

 

朦朧とする中、

意識が戻った事を確認した先生から、受けた説明は、

「大量出血」と「緊急手術」だった。

 

そして、母親が居たのにも驚いたのは、前回も書きました。

 

そして、また意識を失った。

実際には、意識を失う瞬間なんて、全く分からかったが。

 

そして、また意識が戻った。

するとそこは、手術台の上だった。

 

中咽頭癌で、2回手術台に乗っていたので、その場所は良く知っていた。

 

 

病棟担当医の先生が、首をずっと押さえていた。

 

先生は、

 「服をかけるて。」

 「被ばくは仕方ない。」

 「手を外すと、出血してしまう。」

                と言っていた。

 

どうやら、手術台で、レントゲンを取っているようだ。

「服をかけて」は、被ばく防止のあの重たい服ではと思われる。

意識が朦朧としていたので、違うかもしれないが。

そして、大量出血している場所は、押さえられている首だ。

 

 

そして、また意識を失った。

意識が戻ったのは、一時の出来事だった。