重症個室に入って、恐らく初日(2018年1月12日)。

 

体を僅かでも、動かす事なんて出来ないほどの状態だった。

 

腕を動かすと、絶望的なキツさがある。

手に、ナースコールを握らされているが、それもぎりぎり。

 

 

気管切開で、上手く息を吸う事が、良く分かっていない。パニック爆弾

 

口から、鼻から、空気を吸う事が出来ない。

 

鼻から息を吸い込んでみるが、鼻に、空気が通っている感覚がない。

 

息を吸うと、肺は、膨らんだりしている。

喉を切開して、挿入しているカニューレから、呼吸は出来ているのだろう。

だが、その環境に慣れる事が、全くできない。

 

慣れる事が出来ないので、呼吸が出来ているのかの恐怖心が消える事はない。

 

全力で、肺を膨らましていた。

恐らく、全力といっても、通常ぐらいだろうが・・・

 

呼吸する事だけで、精一杯。

 

呼吸する事が、きつくて、きつくて、堪らない・・・

 

何てとかならないのかと思い。

 

手に、握っているナースコールを鳴らす。

 

看護師が来た。

 

その看護師が、今回の前に、3回大学病院に入院しているが、

唯一といっていいほど、苦手な看護師だった。

 

何が、苦手かというと、常に不機嫌。

他の看護婦さん、医者に、文句ばかり言っている。

聞いていて、嫌になる人だった。

 

そんな人が、今日の担当だったえーん

 

だが、今は、術後で、重体の状態。

 

気管切開しているので、話す事が出来ない。

重い体で、なんとか筆談で、

「呼吸するのが、つらい」と書いた。

 

何か、対処をしてほしかった、心から・・・

 

その苦手看護師の回答が、

怒った口調で

「呼吸はしてもらはないと、困ります!!だった。

 

しかも、それを言ったら、そのまま部屋を出て行った。

 

絶望・・・・

 

体も限界、気管切開で、精神も限界・・・・

 

そんな状況で、看護師の対応もコレ・・・・

涙も出ない・・・

 

なんとか、呼吸をサポートしてくれるような、人工呼吸器のようなものを

カニューレに付けるなり、してほしかった。

もしかしたら、カニューレの患者には、そんな事は出来ないのかも知れない。

 

だったら、それを説明してほしかった・・・・

 

恨みつらみを、ブログに書くことを、嫌っている闘病ブログを書いている人も

いる事は、知っている。

 

医療従事者の方々に、感謝は沢山している。

体だけではなく、心もほぐして貰えた事も沢山ある。

 

この出来事だけは、心に今も、深く突き刺さっている。

生涯、忘れる事はないだろう・・・

 

他の看護師さんに、呼吸が辛い事を伝えたいが、

ナースコールを押しても、来るのは、あの看護師・・・・

 

大学病院では、「患者の尊厳を守ります。」と掲げている。

この出来事は、尊厳を守っていると言えるのだろうか?

この時、クレームを入れようにも、入れる様な状況ではなかった・・・

 

元気に、なったら、病院に、そのことを言おうと思っていたが、

病院には、この事を伝える事はなかった。

 

その看護師は、数ヶ月したら、退職していた。

退職した看護師の事を、伝えてもと思った。

 

退職する事が、決まっていた、決めていたのかもしれない。

 

苦しい、辛い呼吸。

少し、カニューレでの、呼吸する力を抑え気味にして、対処した。

対処というか、生きる為の行為だった。

 

※読んでいただいて、恨みつらみを不快になった方がいましたら、

 申し訳ございません。

 

身体ともに、限界で、重体で、

コミュニケーションも取れないような状態でも、

少なくとも、説明してもらえたらと思います。

 

 

二年目の大好きなキキョウ