手術当日(2018年1月10日)、ほどんど寝れなかった。

 

深夜は、ラジオを少し聞いて過ごした。

 

朝方4時ぐらいにも、喉がとにかく痛いえーん

そして、右耳も痛いえーん

 

癌が耳の神経を圧迫して?痛むのだろう。

首の左側リンパに転移癌があった時も、左耳が痛かったなぁ~

 

とにかく、朝が来て、手術を受けたい!と強く思っていた。

術後の辛さなどを、一切考える事が出来ないぐらい痛かったえーん

ただ、痛みから解放されたかった。

 

 

手術は、朝一の9時から。

 

両親と親戚が、8時過ぎに、車で一時間かけて、病室に来てくれた。

 

8時過ぎに、前開きの手術着に着替えた。

 

手術室へは、車椅子。

9時前に、担当の看護師さんが、車椅子を押してくれた。

 

普段しているメガネを外しているので、ぼんやりとしか見えていない。

ぼんやりとしか見えない事は、毎回、手術の恐怖を紛らわしてくれる。

 

 

手術室に入ってすぐに、電車の自動改札器のような場所で、

担当の看護師さんから、手術担当の看護師さんに、

何か大量の資料を渡して、確認をしていた。

 

ぼんやりとそれを見つめていた。

 

その自動改札機のような場所を、超えてからは、手術担当の看護師さんが、

車椅子を押して、自分の手術室まで押してくれる。

 

手術台は、本当に小さく、大人一人が横になって、ぎりぎりのサイズ。

 

色々な先生方や、麻酔担当の方、看護師さん方と、挨拶を交わした。

 

腕の点滴に、麻酔薬を入れる。

その麻酔薬は、その液体が入っているのを物凄く感じさせる。

小さな、蛇が、腕の中を走っているような、痛みが走る。

ビリビリとした刺激と痛み。

 

術前の出来事としては、この麻酔の印象が一番強かった。

 

その後に、口にマスクのような物を被せたかどうかは、覚えていない・・・・

麻酔によって、いつ意識を失ったのかは、定かではなかった。

 

手術時間12時間予定、なので、夜の21時に終わる予定。

 

唇、下顎を真ん中で、離断し、観音開き、

咽頭切除、

右太ももの一部を使っての咽頭再建、

両リンパ節郭清術。

 

手術は始まった。