2017年9月の頃を書いていますが、少し遡って、2017年6月25日。

 

個人型確定拠出年金の「死亡一時金」書類を送付した。

 

個人型確定拠出年金は、自分の場合は、60歳になったら給付される。

だが、自分が60歳になれれば一番良いが、そうならない場合、

死んだ場合を想定せざるを得なかった。

 

自分が死んだ場合は、死亡一時金として父親に入るようにしないといけない。

 

2017年6月頭に、個人型確定拠出年金の会社に連絡した。

受取人が誰になるかを決めて、書類を送付しないといけないとの事だった。

書類を送るので、記入後に送り返す事になった。

 

その後、両親にその話をした。

 

親不孝満点な話だった。

 

そんなお金はいらないと言われた。

 

死亡保険ではなく、俺が、働いたお金が戻ってくるお金だと繰り返し説明した。

働いたお金が、宙ぶらりんとなるのは、悲しいと伝えた。

 

そして、死んだ時の連絡先のメモを渡した。

 

嫌な空気で、会話は進んで、終わった。

 

恐らく、両親は、死亡一時金の事は、忘れる。もしくは処理しきらない可能性も高い。

 

中咽頭がんステージ4の5年生存率は、48パーセント。

5年もたずに、死ぬ確率が5割を切っている事実。

 

悲しいが、後ろ向きではなく、やらなければならない事だった。