入院10日目(2017年5月11日)
とにもかくにも、
乳び漏れの傷は、
全く塞がっていないとの事だった。
理由としては、放射線治療。
限界値まで浴びた放射線の恐ろしさによって、
傷が塞がりずらいそう。
放射線治療の恐ろしさを感じた。
この日から、
陰圧閉鎖療法(VAC療法)という治療を受ける事になった。
陰圧閉鎖療法とは、
(ウキペディアによると)
陰圧閉鎖療法では、傷は治癒を促進するため特殊な保護材で密閉され負圧が掛けられる。
持続的に負圧をかけることによって肉芽が創床から引き出され、
患部の血行と組織の形成を促進し、
創傷の治癒を促進するとされている
ざっくりと書くと、
傷口にスポンジみたいなものを置いて、
フィルムで覆い、
そこからチューブが機械に繋がっていて、
傷口に圧力をかけ、
肉芽を発生させ傷口をふさぐ感じ。
まるで子供のころに、
掃除機を体に当てて、
遊んでいた時のような事を、
傷口に当てて、
吸っているな感じ。
音もまあまあうるさい。
午後3時過ぎに先生達と看護師さんと
メーカーか卸業者の人が部屋に来て、
どの位時間が掛かったかは覚えていないが、
褥瘡治療システムが自分の体と繋がった。
首からチューブが大きな機械に
繋がっている状態になった。
フィルムをテープで押さえているのが、
外す時にどの位の痛みがあるのかが考えるのが、
怖かった
使用されていたのは、RENASYS GO 陰圧維持管理装置。
卵型の陰圧維持管理装置は、
結構大きい。
その装置は金額も高く、
病院の外への持ち出しは高額な機器なので禁止。
たた、その装置を持って動くのは大変なので、
そんな気持ちになる事もなかった。
トイレに行くのも、
その装置を点滴スタンドにかけて移動する事になった。
外出の日々は終わり、
通常の入院生活になった。
治療スケジュールは、
毎日の処置が無くなり、
週に2回、スポンジを張替ながら、
経過を見る事になった。
この陰圧閉鎖療法(VAC療法)には、
保険適用で使える期間が決まっていた、
4週間が、上限。
陰圧閉鎖療法(VAC療法)によって、
ベットでほぼ寝たきりの入院生活に戻った。