2016年12月23日。
アビータックス(セツキシマブ)の第1クールが終わった次の日の朝。
病棟担当医が、朝一で走って部屋に来た。
廊下から走っている足音が聞こえる。
部屋に入るなり、ハァハァ言いながら、
「痛みの数値が高いです
今日の朝から、
痛み止めを医療用麻薬に変更します。」
痛みの辛さは、それ以前も何度となく伝えていたが、
結局、血液検査の数字でしか判断してもらえなかった
患者の訴えよりも、数値か
悲しいかった
元々痛みは耐えなくて、痛み止めは使って行きましょうと担当医には、言われていた。
だが病棟担当医は、そうじゃなかった。
もしかしたら担当医も含めた判断だったかも知れないが、今となっては分からない。
(今日現在、両先生ともに他の病院に移動している)
麻薬の使用にどのような規則があるのかわからないので、何とも言えないが・・・
そして、麻薬に変更したからと言って直ぐに効果が出る訳ではなく、
血液中に、その成分がある程度いきわたってから効果が出るらしい。
つまり何日かしてから効果が出る。
とん服(レスキュー)の痛み止めも追加になった。
定期の痛み止めの麻薬は、経鼻胃管から入れるが、
オプソは、口から吸って使用する。
味も不味いが、それよりも問題は、喉を通す事。
唾を飲むのも痛く、唾が出る時は、ティッシュに出していたのに
痛み止めを使用しようとして、
その為に痛み止めを飲む嚥下が、痛くて辛い。
こんなに使う気持ちになれない、とん服はないんじゃないかと思った。