抗がん剤第二クールと放射線治療が10回目を超えた頃。
喉から胃までが、潰れてしまったような感覚は続いていた。
痛いし、体はきついし、こんな事は初めてで、
心が折れてしまった
でも心が折れようが、折れまいが、状態は変わらない。逃げられない。
見舞いに来てくれた両親に
「ごめんやけど、治療を辞めるかも」
と伝えた。
後から聞いたが、そう言われてどうしようもなく辛かったそうだ。
親不孝だよ、ホントに。
この頃は、痛み止めを使う事を悪として考えていた。
薬は良くないという考えだったが、抗がん剤治療しているという矛盾。
でも限界だった・・・・
先生から治療前、
「痛み止めには最終的に、麻薬を使用する事もある」、
と話は聞いていた。
放射線治療が13回目の日から、痛み止めを使用する事になった
(徐々に強くしていく予定で、一番軽い痛み止めを使用)。
痛み止めを使用すると、わずかに効いたけど、体自体が辛いのは変わらない。
放射線の副作用は、どんどん増していくのは見えているし。
ちなみに、今日現在(2019年4月)も痛み止め自体は使用中である。
食事は相変わらず取れない。
--2016年12月頃