パリ散歩1、パリのギメ東洋美術館でみた源氏物語 | オシャレさから快適まで土井千鶴の下着の話

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1月にパリ出張した時に、ギメ東洋美術館で行われていた源氏物語の企画展に行ってきました。日本の美術は、明治時代にフランスのジャポニズム日本美術ブームのおかげで沢山の美術工芸品がフランスに渡りました。今回はフランス国内にある源氏物語をテーマにした美術工芸品を集めた企画展です。

 

 

日本でもなかなか見ることができない平安時代の雅な世界を想わせる美術品や工芸品の展示会です。NHK大河ドラマ「光る君へ」の影響もあって、源氏物語の絵巻や蒔絵などの工芸品の美しさとともにその時代の技術の高さに驚かされます。

 

 

十二単は、NHKの大河ドラマ「光る君へ」で見ていますが、実物を見たのははじめてです。平安時代の高貴な身分の女性の衣装ですが、何色もの着物を重ねた非常に美しい衣装です。

 

 

源氏物語にちなんだ美しい絵巻の屏風です。平安時代の雅な世界が描かれています。

 

 

美しい工芸品は、マリーアントワネットのコレクションです。こちらも源氏物語をテーマにした蒔絵が美しい工芸品で、マリーアントワネットが宝石入れに使用したのでしょうか?

 

 

黒い漆に源氏物語の蒔絵が美しい!当時の職人の高い技術が驚きです。

 

 

こちらの部屋では、源氏物語絵巻を西陣織で再現したコーナーです。

源氏物語の中から4巻を、山口伊太郎さんによって西陣織で再現されています。

 

 

源氏物語絵巻を何百色の絹糸で織物にするために、絵巻に合わせて糸の色合わせをしている山口伊太郎さん。

 

 

これらの絹糸を組み合わせて、西陣織で源氏物語絵巻を再現されます。

 

 

美しい源氏物語の世界を、繊細な織物で再現されています。着物の柄の精密さは、言葉では表せないくらい感動します!

 

 

拡大すると、西陣織であることがわかります。着物の柄まで精密に再現されています。女性の流れるような細い黒髪も凄いです!

 

 

そして源氏物語のひらがな文字も、金箔が散りばめられたような布に西陣織で繊細に再現されています!

これらの源氏物語の西陣織は、日本からギメ東洋美術館に寄贈されたものです。詳しくはこちらの↓動画で見ることができます!