※ お盆帰省を済ませ、連載記事に戻ります。
ペタを再び設けました。
まだ7年前の話が続きます。
今回は、あきれた話です。
あるカフェレストランで「弾いてみませんか」という、
ありがたいお話をいただいたことがあります。
優雅な気分になれる素敵な造りの建物です。
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ちょっとした出会いのあった、
ピアノを教えているという少し年上の女性から、
「音楽事務所をやっています」と言われ、
「オランダカフェでボランティアで弾くことがあります」と
話すと乗ってこられ、私も興味を持ちました。
一度も私の演奏を聴かれたこともないのに、
金額も言われ、それでいいのかと思いつつ、
「ドレスを貸しますので、私の家まで来てください」と
何度も言われました。
伺わなくては話は進まない状況になり伺ったところ、
名目だけの音楽事務所で普通のお宅でした。
今となると、そんなものではと思えたりします。
自分の黒いロングスカートにエレガントなブラウスで
よいではないかと思い、話しましたが通らず、
「これはどうでしょう、着てみてください」。
着せ替え人形のようになり、
どれを着ても合うドレスがありません。
中年になると、ウエストが太いぽっこりお腹。![]()
あきれられて、「体操でもしたらどう
」
ドレスは、そう華美なものではありませんでした。
そこまではよかったのですが・・・・・
「お客様に夢を売る仕事ですから」と言われた後、
「はい、これを持っていてください」
渡されたのは大きなチラシです。
眉を剃ることが始まりました。![]()
眉毛が多くてダサく見えていたためバッサリ落とされ、
チラシに毛が落ちるように持っていました。
普通だったら逃げて帰るべきところ、
あきれながらも、どんな顔になるだろうとも思い、
されるがままに座っていました。
そこまでされても、女性だったからです。
もし、男性のお宅なら、まず伺うことをしていません。
「髪もブラウンにしたらどうですか
」
オシャレに見えたほうがよくても、
持って生まれた黒髪を別な色にはしたくありません。
ダサイ人と思われても、ナチュラルでありたいのです。
・・・・そういう時間を過ごして帰り、
仕事から帰宅した夫は驚き、その後、何日もずーっと、
「早く眉毛が生えてくれないかなぁ、
りえちゃんの顔ではないよ、お化けのようだ、怖い
」と
見るのが嫌だったようです。
りえちゃんは、りえちゃんのままでいいという夫です。
その女性から、ピアノを弾くことは月1回と言われ、
たったそれだけでも関わりは持ちたくありませんでした。
父が入退院を繰り返す体になっていましたから、
何事か起きると母のためにも帰ってやりたく、
その旨を理由に、丁重に書いた断りの文書を
Faxで送信しました。
すると、電話が来てしまって驚き、
「あまり真面目に考えているのではありませんか
」
文書に書いたことを押し通して、強制的に切りました。
夢を売る仕事だなんて、自然体の私ですから合いません。
正統なカフェレストランで生演奏することが
夢を売ることなのでしょうか。
黒のロングスカートにエレガントなブラウスで十分。
飲食に雰囲気を出す演出のひとつなのですから。
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無駄な経験は無いというように、
世間にはいろいろな見方考え方、人種がいることを、
この出来事でも学びました。