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夢が思い出せない
とっても大切なことだった
そんな気もする
ちがう気もする
思い出したくないのかもしれない
いやな夢だったか
いい夢だったか
思い出したいのに
思い出したくないのに
素敵なカーテンだった
素敵な色だった
真っ黒だった
真っ白だった
そんな気もするし、
ちがう気もする
とっても大切なことだった
そんな気もする
ちがう気もする
思い出したくないのかもしれない
いやな夢だったか
いい夢だったか
思い出したいのに
思い出したくないのに
素敵なカーテンだった
素敵な色だった
真っ黒だった
真っ白だった
そんな気もするし、
ちがう気もする
別に惜しくなんてない
愛情なんてそんな馬鹿馬鹿しいものはとっくに忘れているし
そもそも二人の間にそんなものはなかったし
明るい時間のあんたなんて見たこともないし、知りたいとも思わない
本心を探るのも面倒で、ただその日その夜だけが二人の本当だった
それ以上は必要なかった
あんたを失ったって怖くもないし寂しくもない
さっさと忘れてあげる
愛情なんてそんな馬鹿馬鹿しいものはとっくに忘れているし
そもそも二人の間にそんなものはなかったし
明るい時間のあんたなんて見たこともないし、知りたいとも思わない
本心を探るのも面倒で、ただその日その夜だけが二人の本当だった
それ以上は必要なかった
あんたを失ったって怖くもないし寂しくもない
さっさと忘れてあげる
いっそ、もう、死んでしまえたら、と思うことがあるの。
そしたら、どんなにか幸せだろうと。
ああ、私の、一番、それこそ本当の一番、綺麗なときはいつだったのだろうか。
今はもうじわじわと腐っていくように、肌、骨、そして脳味噌まで衰えて行くのを感じる。
目は死んだように、屋外に小屋のように設置された喫煙所から空を眺めては、寝ても寝てもとれない隈を見つめている。
なにか、とんでもなく、悲しくなった。
どうして私は、こんな春のうららかに桜が舞う日に、煙草を吸っているのだろう。
そしたら、どんなにか幸せだろうと。
ああ、私の、一番、それこそ本当の一番、綺麗なときはいつだったのだろうか。
今はもうじわじわと腐っていくように、肌、骨、そして脳味噌まで衰えて行くのを感じる。
目は死んだように、屋外に小屋のように設置された喫煙所から空を眺めては、寝ても寝てもとれない隈を見つめている。
なにか、とんでもなく、悲しくなった。
どうして私は、こんな春のうららかに桜が舞う日に、煙草を吸っているのだろう。
沢山の言い訳をして
回り道をして
ゴールも遠くにやって
スタートも明日に持っていく
繰り返して繰り返して
歯医者に駆け込んだ
暑くなって
寒くなって
友達も遠くにやって
自分さえ明日に持っていく
繰り返して繰り返して
頭痛は酷くなるばかり
さよなら私の大好きなサリー
さよなら私のサリー
さようなら、さようなら
四角くて丸い甘いものを食べるあなたが好きだった
さよなら私の大切なサリー
さよなら私のサリー
さようなら、さようなら
回り道をして
ゴールも遠くにやって
スタートも明日に持っていく
繰り返して繰り返して
歯医者に駆け込んだ
暑くなって
寒くなって
友達も遠くにやって
自分さえ明日に持っていく
繰り返して繰り返して
頭痛は酷くなるばかり
さよなら私の大好きなサリー
さよなら私のサリー
さようなら、さようなら
四角くて丸い甘いものを食べるあなたが好きだった
さよなら私の大切なサリー
さよなら私のサリー
さようなら、さようなら
明日は久しぶりにママがくるの
トウキョウで上手くやってるかどうか確かめにくるの
寝不足のきついブーツと汚物の紅引いて迎えに行くわ
ごめんね、ママ
あたし、いい子じゃないわ
ウソついてるの
ママが大嫌いな、オンナを売るお仕事してるのよ
学校の事務員なんてウソなのよ
今日は久しぶりにママに会ったの
トウキョウで上手くやってるか どうか確かめにきたの
安心しきった顔とデパートのセールに夢中だったわね
ごめんね、ママ
あたし、いい子じゃないわ
ウソついてるの
ママはこれからも、あたしを信じてくれるのかしら
優しい恋人なんてウソなのよ
ごめんね、ママ
あたし、いい子じゃないわ
ウソついてるの
ずっとずっと夢見てたの
明日は幸せになれるんじゃないかしらって
ずっとずっと憧れてたの
明日は幸せになれるんじゃないかしらって
ママ、ごめんなさい
あたしね、やらなきゃいけないことがあるみたい
トウキョウで上手くやってるかどうか確かめにくるの
寝不足のきついブーツと汚物の紅引いて迎えに行くわ
ごめんね、ママ
あたし、いい子じゃないわ
ウソついてるの
ママが大嫌いな、オンナを売るお仕事してるのよ
学校の事務員なんてウソなのよ
今日は久しぶりにママに会ったの
トウキョウで上手くやってるか どうか確かめにきたの
安心しきった顔とデパートのセールに夢中だったわね
ごめんね、ママ
あたし、いい子じゃないわ
ウソついてるの
ママはこれからも、あたしを信じてくれるのかしら
優しい恋人なんてウソなのよ
ごめんね、ママ
あたし、いい子じゃないわ
ウソついてるの
ずっとずっと夢見てたの
明日は幸せになれるんじゃないかしらって
ずっとずっと憧れてたの
明日は幸せになれるんじゃないかしらって
ママ、ごめんなさい
あたしね、やらなきゃいけないことがあるみたい
女の体が売り物になると知ったのは物心つく前
期限があるのを気付いたのは最近、遅過ぎる落下
ゆっくりと堕ちる、快感で盲目、その間に旬は過ぎていった
腐敗して朽ちる心
汚物にまみれた愛情はひどく鮮やかに嘲笑された
煙草も不味くなった
朝が疎ましい
明日も、生きよう
期限があるのを気付いたのは最近、遅過ぎる落下
ゆっくりと堕ちる、快感で盲目、その間に旬は過ぎていった
腐敗して朽ちる心
汚物にまみれた愛情はひどく鮮やかに嘲笑された
煙草も不味くなった
朝が疎ましい
明日も、生きよう
冬はりんりん
静かな穏やかな
新緑の青々とした草木よりもむしろ落ち葉枯葉の美しいこと
生気に満ちる様より落ち行く様の方が、きれい
五月蝿いのは好きじゃあない
覆われた狂気は密やかにそのときを待ち、静かに待ち、蛇の如く厭らしく潜んでいる
こっちを、見ている
絹のような滑らかな皮膚が病に侵され赤い斑点が浮き出てくる
隠された欲望が肌を突き破り、その白い肌を突き破り、露わになったとき、赤く、染まる
鮮やかな衣装はこの景色には対極的で、退廃的
枯木の中に猛々しい青が眠ることを、彼女は覚えていない
それで、良い
最後に気付いたのは、蛇は腹の中にいたということ
静かな穏やかな
新緑の青々とした草木よりもむしろ落ち葉枯葉の美しいこと
生気に満ちる様より落ち行く様の方が、きれい
五月蝿いのは好きじゃあない
覆われた狂気は密やかにそのときを待ち、静かに待ち、蛇の如く厭らしく潜んでいる
こっちを、見ている
絹のような滑らかな皮膚が病に侵され赤い斑点が浮き出てくる
隠された欲望が肌を突き破り、その白い肌を突き破り、露わになったとき、赤く、染まる
鮮やかな衣装はこの景色には対極的で、退廃的
枯木の中に猛々しい青が眠ることを、彼女は覚えていない
それで、良い
最後に気付いたのは、蛇は腹の中にいたということ