オランダ小紀行 2017年

5 ホールン(4)

 

 

 

 

 かつて日経BP社から出ていた旅名人ブックスの第23巻「オランダ~栄光の17世紀を行く」では、巻頭にホールンが掲載されていた。オランダが世界に乗り出していった時代に重要な港だったこの街ではあるが、観光的にはあまりパッとしない。実際、街を訪れているのは地元オランダ人と隣国ドイツ人が大半のようだ。

 

 

 

 林丈二氏の「オランダ歩けば」にはゲーブルストーン(建物の壁に取り付けられた、看板や表札の役割を果たす装飾的な石)のことが出ている。オランダ特有というわけでもないけれども、この街にもたくさん残されている。ストーンとはいっても、ホールン最古のものは木でできているし、カラフルに塗られたものもあるから、見た目だけでは石なのか漆喰などの細工なのかよくわからない。ゲーブルストーン以外にも壁面の装飾は華麗で、それらを見て廻る。記された年代は17世紀初頭のものが多い。

 

 

 

<6 Wervershoof へ続く> 

<うさ鉄ブログ トップページ へ戻る>