2023年リリースの 4CDボックス「Toy Box / The Stiff Years 1973-1983」です。

Lene Lovich が Stiff 時代にリリースした音源を集めたものです。

 

上段はクラムシェル型ボックス、右下は24頁ブックレット

 

ウラも

 

Disc 1 : 1st「Stateless (Original Mix)」+ ボートラ11曲

Disc 2 : 1st「Stateless (US/UK Remix)」+ ボートラ10曲

Disc 3 : 2nd「Flex」+ ボートラ10曲

Disc 4 : 3rd「No Man's Land」+ ボートラ9曲

 

ボーナストラックは、ミニLP、シングル曲など別バージョンなどが多数。

 

ブックレットは Stiff 以前の来歴や、各アルバムにまつわる話と、各曲のクレジット(レコ番)などが。

 

 

以前、さらっと触れてました

 

 

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1st「Staleless」は

① まずは 1978年に赤色カラーレコードでリリース

② 一部の演奏を再録音しリミックスをおこない、英国+欧州でリリース

③ 11曲中 9曲をリミックスし、曲順・ジャケ画を変更して、米国リリース

④ ③を英国向けの曲順に変更して、英国で1979年に再発盤リリース。 日本盤レコもこの音源

と、1年くらいの間にいくつかのバージョンが出ています。

 

今回の Disc 2 は③で、従来の CD は③か④だったのですが、ブックレットを読んでもDisc 1 が①なのか②なのかはわかりませんでした。

そもそも①と②が違うのかどうかも確かな情報では無いのですが、、、、

 

 

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旧盤 CD が何枚かあったので、ざっと比較をしてみました。

 

上段左は 2001年「Stateless」英国曲順でボートラは4曲

上段右は 1991年 Rhino盤「Stateless」米国曲順でボートラは6曲

下段左は 1991年 Rhino盤「Flex」英国曲順でボートラは6曲

下段右は 1993年 Stiff/Disky盤「No Man's Land」米国曲順でボートラは6曲

 

2014年盤紙ジャケ、ボートラ無しのストレート・リイシュー

2014年に出た 3CD ボックスのマスターらしい

 

CD盤面は各アルバムのレーベルA面画像。

「Stateless」の黄色は1979年の再発盤のレーベル、「Flex」のB面は赤色でした。

 

 

1)ウチにあった旧盤のボーナストラックは、全曲ボックスに収録されてました。(ホッ)

2)1980年のライヴシングルの曲が7曲。意外とハードで◎でした。 ベースがゴリゴリの音でした。

3)1991~2001年プラケCD、2014年紙ジャケ、今回のボックスと比較すると、2014年盤はボックスよりほんの少し高音が強めで好みの音でした。 

4)聴いたことが無い曲が1曲ありました「O Seasons O Castles」

 

まとめ)最近のボックスでは「大当たり」でした。

 

 

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1st 収録の「Lucky Number」

 

 

「No Man's Land」収録の「Blue Hotel」

 

 

ここまで変えるか、という「Blue Hotel (Single Version)」

TV 番組やライヴ動画を検索すると、アルバム版の曲調のものと、シングル版のものと出てくるんです。