2025年1月某日
受診を決意したものの、長らく脊柱側彎症の診察は受けておらずかかりつけ医と呼べる病院もなかったため、ひとまず職場近くの整形外科へ。開業医では珍しく日本側彎症学会に所属していて適切な診断をしてくれそうなこと、中高生のときに通っていた病院は紹介状がなければ選定療養費(¥7,700)が掛かることが理由でした。
これがとんでもない間違い。
この病院、専門医を標榜しながらCobb角を大きく間違えるヤブ医者だったのです![]()
1度目の診察ではまずレントゲンを撮影。腰痛に関しては椎間板変性の疑いもあったため、別日で近隣の検査センターを紹介され、MRIも撮影。
(余談ですが、この人生初のMRIではヘッドホンで延々と陽気なHIPHOPを聴かされ続けました。閉鎖空間での緊張と音楽のギャップで頭がどうにかなりそうでした……笑)
2度目の診察でレントゲン写真とMRIデータを前に、先生の診断は次のとおりでした。
「一番側弯のひどい腰椎部分で44°曲がっているが、30代なら骨が固まってるから今後大きく進行することはない。後弯も無いので、腰痛は側弯ではなく日頃の姿勢が原因。手術の必要性はまったくないので、60代くらいになって痛みが耐えられなくなったら考えればよい」
日本側彎症学会の先生がそう言うならと、ひとまずは安堵。
でも、一つだけ疑問がありました。
この整形外科ではたまたま4年前に腰痛と足の痺れで診察を受けたことがあり、以前撮った脊椎のレントゲンデータが残っていました。
そのときのデータではせいぜい33°くらいの側弯ということだったのですが、比較すると4年で11°側弯が進んでいる計算になります(当時は側弯症としてかかっていなかったため、4年前のCobb角は今回の診察で質問して教えてもらいました)。
通常、成人の脊柱側彎症は年間0.5°〜1°の進行と言われている中で、私のケースは十分進行が早いといえるのではないでしょうか。
そのまま診察を打ち切られそうだったので、進行が定説よりも早いことが心配である旨を伝え、高校生まで通っていた市民病院で過去のデータとの比較の上で診断を受けたい旨を申し出ました。
食い下がる私に、先生は「まあ心配ないと思うけどね」と言いながら、紹介状とこれまでの画像データをディスクにまとめて渡してくれました。
別記事で後述しますが、この1ヶ月後に市民病院から更に紹介された専門病院では胸椎43°、腰椎58°の側弯と診断されて手術を勧められています。
この医師の言葉を間に受けて、そのまま湿布だけもらって帰宅していたら、数年後、あるいは数十年後には取り返しのつかない程に側弯が進行していたかもしれません。疑問点をそのままにしなくて本当によかった……。
このブログを読んでいる方で脊柱側彎症による受診を検討している方がいましたら、脊椎外科医として現役で執刀している先生が診察を行なっている病院へ行くことを強くおすすめします。
もしも誤診により治療が数年遅れたとしても、医者は責任をとってくれませんし、時間は巻き戻りません。脊柱側彎症に自然治癒はありえず、時とともに悪化していく病気です。
日本側彎症学会に所属しているからといって、臨床で優れているという保証にはなりません。
日進月歩で医療が進歩している中で、十数年前とは学説も変わってきています。私が高校生の時は成長が止まれば側弯は大きく進まないと言われていましたが、現在の学説では否定されているようです。今回かかった医師は、その辺りの知識のアップデートもされていないようでした。
他の脊柱側彎症の方のブログを読んでいても、Cobb角の計測違いなども多々あるようです。
紆余曲折を経てひとまず紹介状をゲットした私は、一週間後に高校時代ぶりの市民病院へと向かうのでした……。
