30代社会人、脊柱側弯症の記録 -14ページ目

30代社会人、脊柱側弯症の記録

中1で特発性脊柱側弯症発症。32歳現在、手術を決めましたが悩みに悩んで中止。通院、その時の心境、保存療法(シュロス法、ゲンシンゲン)等について記録します。


 紹介された専門病院の診察日を待つ間、私の検索履歴は脊柱側彎症手術に関するページでびっしりと埋まりました。

 人によっては6〜10時間にも及ぶ、麻痺や臓器損傷と隣り合わせの大手術。できる限り信頼できる病院で受けたいという思いが強くありました。


私の病院選びの基準は、主に次の3点でした。


・手術件数の多さ

・病院機能評価の内容

・アクセスのよさ、通いやすさ



それぞれ順を追って解説していきます。




・手術件数の多さ

 手術件数の多さは執刀医の経験値に直結します。手術中にイレギュラーな事態が起きた時にも、年間の手術件数が多く似たような事例に対処したことがある医師であれば、落ち着いて的確な処置をしてくれる可能性が高いと考えました。

 大きな病院の場合、執刀医も大人数いて携わった件数が分散されていることも考えられるので、病院の医師紹介ページなども参考にしながらあくまで「脊柱側彎症手術を担当する医師一人あたりの手術件数」という視点で調べました。

 脊柱側彎症外来を設置している病院はホームページで手術担当医を紹介していることもあり、調べやすかったです。


各病院の手術件数については、下記のようなランキングを参考にしました。




 ランキング上位は都内に集中しているかと思いきや、意外にもトップは愛知県の病院でした。都内は大病院が多い分患者が分散し、地方ではその地域の有名病院に患者が集中する傾向にあるのでしょうか。




・病院機能評価の内容

 とにかく、病院の口コミほどあてにならないものはありません。受付の態度が悪いだの、医師が冷たいだの、待ち時間が長いだので付けられる★1の数々……。

 風邪で通院するクリニックならよいですが、こちらは命がかかっています。できる限り患者一人一人の主観で決まってしまうレビューではなく、統一の基準で病院を評価している情報がほしいと思いました。


 公益財団法人日本医療機能評価機構では、全国の病院評価を毎年公表しています。あくまで各病院が組織として健全に運営されているかを評価するもので、患者が病院選びのため閲覧することは想定されていないかもしれませんが、資料からは巷の評判だけでは見えてこない色々なことが分かってきます。


 審査結果報告書では、病院の特色や改善要望事項、S〜Cの4段階による各項目の評価を掲載しています。個人的に一番気になったのは、「良質な医療の実践」欄です。手術を受ける以上、ここでCがついてしまう病院は考えたくなります。あとは人事・労務の評価が悪い病院も人手不足が常態化していないか心配になります……。


 病院評価結果は次のページから地域毎の検索が可能でした。



 もちろん、病院機能評価が高いからといって患者の満足度が高いとは限りません。監査対策がしっかりしているだけの病院もあれば、お役所的な監査からは見えてこない病院の良さもあると思います。

 とはいえインターネットに転がる有象無象の口コミよりは余程信用できるのではないかと思いました。



・アクセスのよさ、通いやすさ

 いかに手術件数が多く評価の高い病院でも、あまりに遠くては通うことができません。手術を受けるにあたっては、事前の診察や自己貯血、術後の定期検診で何度も足を運ぶことになります。

 個人的には、貯血や検査疲れでフラフラの足で帰宅することを考えると、慣れない電車やバスを何度も乗り継いで通うのはしんどいものがあると思いました。

 病院によっては送迎バスを運行している所もあるので、路線検索以外に病院HPのアクセスページも要チェックです。



 長々と書いてしまいましたが、私はこうした基準で病院を調べまくりました。

 検索沼にハマると色々な情報が出てきて何が正解か分からなくなるため、なるべく客観的なデータを重視することを心がけました。

 もちろん食事がおいしそう、病室がキレイといった入院のモチベーションにつながる理由も重要だと思います。


 色々と調べていくうち、手術に抵抗のあった自分の気持ちが固まっていくのを感じました。不安を打ち消せるだけの情報を集めていくうち、自分自身の気持ちも整理することができたのかもしれません。



 同じく手術をする病院を決めかねている方がいましたら、参考になれば幸いです✨