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30代社会人、脊柱側弯症の記録

中1で特発性脊柱側弯症発症。32歳現在、手術を決めましたが悩みに悩んで中止。通院、その時の心境、保存療法(シュロス法、ゲンシンゲン)等について記録します。


2025年3月某日



 手術するならココ!と決めていた病院の初診日がやってきました。予約から一ヶ月待つ間に気持ちの整理ができたため、専門病院に向かった時のようなひどい憂鬱感はありませんでした。

 この日はレントゲン撮影、主治医の診察、術前検査(CT、採血)を行いました。



・受付にて

 病院に着いて受付をしていると、突然60代後半くらいの女性が割り込んできました。何事かと思いきや、娘が救急搬送されてこの病院に運び込まれたそうです。

 「私、外出中だったもので。電話をもらってそのまま来たんです」

 そう話す女性の首元に巻かれたよそ行きのスカーフを見て、他人ながら胸が痛みました。女性はスタッフに案内されて、慌ただしく救急外来へと走っていきました。どうか彼女の娘さんが無事であってほしいと、その後ろ姿へ密かに祈りました。

 手術のことを考えると胸がどんよりと重くなりますが、家族に不幸があって病院に駆けつける人の気持ちを思えば、まだ私は耐えられる。そう自分に言い聞かせることにしました。

(その後、結局診察で頭が真っ白になって肝心な話をメモしそびれるのですが……ゲッソリ



・レントゲン撮影

 受付後はレントゲン撮影。よくある正面・横からの撮影に加えて、寝そべった状態でスタッフ2名に腕と脚を引っ張られての撮影も行いました。どうやら牽引時にどれくらい側弯が改善されるかをチェックしているらしく、ここで背骨がまっすぐ伸びると矯正手術がしやすいそうです。



・診察と術前検査

 レントゲン後はいよいよ診察。先生のことは病院選びの際に何度もホームページや動画で拝見していたため、初めて会ったような気がしませんでした。この病院では年間百数十件の側弯症手術をすべて同じ医師が担当しており、全国屈指の執刀数を誇る先生でした。

 先生は私のレントゲンを見るなり、「ああ、これは簡単だね」と事もなげに言いました。牽引時の側弯の改善度が大きいようで、手術をすればかなりまっすぐに矯正できるそうです。固定範囲は胸椎から腰椎2辺りとのことでした。

 実際はもっと具体的な説明がされたのですが、手術が現実のものとして語られていることが恐ろしく、頭が真っ白になって脊椎の番号を失念してしまいました。メモを取らなかったことを今さら後悔……。


 診察の最後に手術の希望時期について聞かれたため、6月以降で職場と調整していることを伝え、7月上旬に手術日が決まりました。先に職場へ相談していたことで、結果的にとても話がスムーズでした。

 ちなみに休職期間は人によって1ヶ月から半年以上のこともあるようで、術後3ヶ月はコルセットが必要だそうです。個人的には、電車通勤や長時間の座り仕事を考えるとコルセット装着期間は出来れば休職か在宅勤務にしたいところです。

 入院期間は10日前後の予定とのことで、月またぎの入院にならなそうでホッとしました。高額療養費の限度額は月ごとに計算されるため、入院期間が月をまたぐことで自己負担額が2ヶ月分掛かることもあるのです。


 診察後は、術前検査としてCTと採血を行いました。CTは人生初でしたが、MRIほど閉塞感や騒音はなく一安心。残りの術前検査は後日行うとのことで、4月中旬に次回の診察予約を行いました。

 次回の診察時は、きちんと固定箇所をメモして帰ります……。


(追記)次回診察のときのお話。