2025年3月某日
主治医が登壇すると知り、脊柱側弯症の公開講座を受講してきました。当日は生憎の大雨だったため出席者も少ないと思いきや、50人は入れそうなセミナールームがほぼ満席。
下は小学生から上は70代まで老若男女の側弯症患者が一堂に会しており、この病気の裾野の広さを感じました。知らない人が見たら、何の集まりかさっぱり分からなかったことでしょう……。
割合としては50代以上の方がほとんどで、私と同年代くらいの人はほんの数人。病気の特性からなんとなく中高生女子とその親が多いと思っていたので意外でした。
少子高齢化の現代において、今や思春期特発性ではなく中高年の変性側弯症が多数派なのかもしれません。
講座の主な内容は、先天性・特発性の側弯症や成人の後弯症の実際の症例と、ロボット脊椎手術についてでした。説明のスクリーンには手術中のショッキングな画像も多くありましたが、これから自分の身体に行われることに向き合わなければならないと思い、最後まで話を聞きました。
講義内容自体はすでに知っていたことが大半で目新しい情報はなかったものの、先生から改めて聞く最新のナビゲーション脊椎手術システムの説明には頼もしさを感じました。
私が中学生だった十数年前にはここまで医療技術が発展しておらず、手術にかかる時間も長かったそうなので、骨が若い時期を逃したとはいえ今手術を受けられるのはある意味ラッキーなのかもしれません。
後半は出席者による質疑応答でした。私の場合、側弯症手術の経験者や手術を検討している人が身近にいなかったため、他の患者の話は大変参考になりました。中には若い頃からの側弯症を放置して曲がった椎骨がくっついてしまった人やすべり症で酷い痛みに苦しんでいる人もおり、将来の自分の姿を垣間見たような気がしました。
質疑応答では、術後の生活や可動域、手術を受けるべき時期など様々な質問が飛び交いました。その場の誰もが同じ病気を持っているためか発言しやすい空気があり、私も手を挙げて術後に生じる筋肉の凝り・痛みについて質問しました。
先生いわく、固定で動かなくなった箇所が凝りやすくなるのは否定できないため、うまいこと筋肉を収縮させる動きを取り入れて凝りをほぐす必要があるそうです。今のうちに有効な運動を調べておかなければ、と思いました。
もしも側弯症の治療について悩んでいる人がいましたら、公開講座の受講はかなりおすすめでした。可能であれば、zoomや動画ではなく直接会場に足を運んだほうが、得るものが多いと思います。
側弯症は年齢・角度・側彎箇所・発症時期など人によってかなり違いがあるため、色々な患者を実際に目にすることで、自分はどんな治療をするべきか考えるきっかけになると感じました。