図書館でやっと順番が回ってきた湊かなえの去年夏に出版された本。
殺された被害者の職場の同僚のセリフや加害者と疑われた女性の周りの人の証言などみんな話し言葉で書かれています。
最後は雑誌記者が書いたブログの記事や雑誌に載った記事が掲載。
人間の嫌らしさが露骨に出てる小説。(特に女性のヤキモチがね!)
(あらすじ)
田舎町にある中小企業の化粧品会社に勤務する女性が、無残な方法で殺される。
刑事が親しくしていた職場の後輩の家に事情を聞きにくる。
彼女はその内容をゴシップ雑誌記者である男性の友人に電話で伝える。
その中で彼女は先輩(被害者の同期女性)を疑う発言をする。
その女性は自分の車を乗り捨てて事件の日から行方をくらましている。
記者はそれをブログで書くとともに独自にその先輩の周りの人達や地元住民を取材に行く。
ブログでは犯人と疑われる女性の実名や個人情報が明かされ、私生活が暴露される。
雑誌でも証拠のない取材による証言だけのいい加減な記事が掲載される。
殺された女性は美しさで嫉妬され、疑われてる女性は高学歴で嫉妬され…
味方である友人も無意識に個人情報を流している。
結局、犯人は違う人だったんだけどね。
でもその女性を傷つけた人達は誰も反省をしてないのですよ。
怖い世の中だね~!