元年度、完 | 【我が道】 七転び八起き

【我が道】 七転び八起き

自分が感じた事、思った事を綴ります。
思い出を残しておくための日記です。


平成31年度として始まった今年度。
途中で令和元年度となった今年度。
本日で終了です。

新たな仲間と働いた1年。
色々ない年はないけれど、本当色々ありました。
手術のためにいただいた休暇。復帰してから、もう身体の限界だと思ったこともありました。
今となっては辞めなくてよかったと思っています。
踏みとどまらせて下さった方々に感謝。そして乗り越えた私、よく頑張りました。

3月は、コロナウイルス感染症拡大防止の措置により初めて経験する1ヶ月となりました。そんな日々も今日でひとまず一区切りです。

明日から始まる令和2年度。
まずは健康第一。痛みなく走れるようになることが目標。
仕事では、自分なりの軸を大事にしながら力量を高められるように。
無理せず努力します!


令和元年度最終日、やってみたいことをやろうデーでした。
その1、マスク購入にチャレンジ。
早朝からマスクを求めて薬局に列ができるということは知っていました。しかし、働きに行く身としてはその時間に並べません。ということでマスクを手に入れることができないまま1ヶ月以上。普段出勤する時間にはもう列ができているし、8時過ぎに行ったところで買えないかなとは思ったけれど、体験してみたさに、ついに並びました。
…買えませんでした。
どうやら購入できた人は常連さんのよう。椅子とか暇つぶしグッズとか、もう慣れたものって感じの人々。先着20名くらいとかで6時頃までに並んでいないと買えないらしい。
マスクを買うために4時間以上も並ぶなんて衝撃でした。別のウイルスとか細菌に感染しそう。しかも並んでる人の大半が年配の方。
思うこと多々…。
マスクの在庫がある人ってこういうことなんだと知った今日。薬局事情に詳しすぎ!前の方に並んでいる人同士の知り合い感強すぎ!
日々体を張ってマスクを買ってるんだろうから文句は言えないけどさ。
並んでる人マスクしてるじゃん!本当にマスクが必要な人は、そんな早朝から何時間も並べない人なんじゃないかな?
予防策を講じるのは大事だと思うけど、本当に今必要な人が買えるようにマスクがある人は自粛したらいいのに。
こういう時こそ日本人の良さが際立つ国でありたいなと思う今日この頃…。

その2、ダブル映画にチャレンジ。
映画を1日で2本観る。長年憧れた密かな夢、叶う。
チョイスした2本は、「三島由紀夫」「福島50」。
今って最高に平和で幸せなんだと思い知らされました。
戦時中、戦後の日々を知らない私。三島由紀夫の考え方、東大生の堂々とした佇まいに唖然。言葉で相手の思考を変えようと必死になる姿、熱量、語彙力、知識量。圧巻。
考え方に同調するのは難しいけど、あれだけ国のことを思い熱意をもって生きる三島由紀夫にかっこよさを感じた。大学生で20も離れた大人に対等に意見を述べて論破しようとする全共闘の方々に羨ましさを感じた。
エネルギッシュで信念を貫いて生きる人々。それが正しいとかそういうことは分からないけど、人間味が伝わってきてかっこいいし羨ましい。
大変な時代だったんだろうけど、その熱気あふれる日本の時代に生きてみたいとも思った。輝いてるってああいうことをいうのかなと。中途半端じゃなく、とことんやるって感じ。
あの時代を生きたら、今の若者は…って言うのなんか分かる気がする。
日々なんとなく楽しいけど、刺激的ではないかな。平和で保障された中で生きているみたいな。上昇志向の人が減少して現状維持を求める人が増加するのも、この平和な時代しか知らない私達にとっては普通のことなのかも。昭和前半の時代と今の時代を比べたら今の時代は平和で良い時代なんだ、平和が一番だと教えられてきたし、激動の時代を知らないから自分たちの力で国を変えるんだみたいな熱い思いや一体感を味わう機会が少ないまま育っているし、現状に満足というか。
私自信ちっぽけな野望はあるけど、私の力で国を変えられるんじゃないかなんて思ったことはないし、この映画を観るまでは闘うことにことに魅力はなくトラブル回避に邁進したいタイプだし。
とにかく、感化される映画でした。
その後に観た、「FUKUSHIMA50」。
東日本大地震の混乱の中、命をかけて原子力発電所を守った方々の奮闘を知ったと同時に、今までいかに自分が軽く物事を考えていたのか思い知らされた作品。
現場のことを何にも知らずにテレビの情報だけを見て、国や東電の対応に文句を言っていたなと。現場は必死に精一杯国を守ってくれていたのに。そしてやっぱり平和ぼけしているなと。いつ何が起こるか分からない。その時に備えてできることはしておくべきだと改めて思いました。

2作品を見て、改めて「当たり前」の日々が送れていることに感謝だと思いました。そして、この当たり前はいつか当たり前じゃなくなる時が来るのだと思います。今を悔いなく生きる。生きていく中で、これらの歴史と当時の人々の思いを後世に伝えていける人でありたい。
そんなことを思った令和元年度最後の日でした。

令和2年度、楽しい日が多く長く続きますように。1年後、またこうして今日のように自分なりの思いを綴れますように。