世に棲む日日〈4〉 (文春文庫)/司馬 遼太郎

¥580
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間が空いてしまいましたが、完読しましたw
司馬遼の語り口は、舞台に人物を上がらせて好きなように
操るというか、或いは読者を羽交い絞めにしてその腋臭を
嗅がせてくるといったw、一人よがりさがあるのですが
(まあ、それが好きでもあり嫌いでもあるのですが)
この作品については、「松蔭」と「高杉晋作」という
人物の時代超越性と天才性に作者の筆が追いついていっていない。。
という感があり何だか逆に痛快ですw
四境戦争の中途、維新のほんの序盤で逝去した晋作は、
行動の幅がほぼ長州藩内に限られているというきらいは
ありますが、長命して華族元老に列することとなった彼の
後継者たち(伊藤俊輔とか山県狂介とか)のような、
「革命」の果実としての権力を実際に得てしまったゆえの
人物の暗さとは無縁であり、清清しくもありますw
ほぼ同時代を書いた(松蔭、晋作が共に早世しているために、
前後はしますが)「花神」(大村益次郎)と「峠」(河井継之助)を
併せて読むと良いかも。
ただその、世間一般が司馬「史観」を受容するというのは
どうかと思いまして。。。某国営放送が、彼が作り出した虚像としての
坂本龍馬、及び彼が創出した国家歴史観に基づく「坂の上の雲」を
同時期に放映するというのは、何かの陰謀ではないか?と
思ってみたり。。
「らいむいろ戦奇譚」というような、恐らくどうでもいいようなw
ゲーム/OVAアニメ、及び「サクラ大戦」の制作者さえも
おそらく(というか、きっと)司馬「史観」を下敷きにしているように
しているようなのは、少しゲンナリ。。。
(あっ、また悪口を。。どうにも仕方ありません(汗)

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間が空いてしまいましたが、完読しましたw
司馬遼の語り口は、舞台に人物を上がらせて好きなように
操るというか、或いは読者を羽交い絞めにしてその腋臭を
嗅がせてくるといったw、一人よがりさがあるのですが
(まあ、それが好きでもあり嫌いでもあるのですが)
この作品については、「松蔭」と「高杉晋作」という
人物の時代超越性と天才性に作者の筆が追いついていっていない。。
という感があり何だか逆に痛快ですw
四境戦争の中途、維新のほんの序盤で逝去した晋作は、
行動の幅がほぼ長州藩内に限られているというきらいは
ありますが、長命して華族元老に列することとなった彼の
後継者たち(伊藤俊輔とか山県狂介とか)のような、
「革命」の果実としての権力を実際に得てしまったゆえの
人物の暗さとは無縁であり、清清しくもありますw
ほぼ同時代を書いた(松蔭、晋作が共に早世しているために、
前後はしますが)「花神」(大村益次郎)と「峠」(河井継之助)を
併せて読むと良いかも。
ただその、世間一般が司馬「史観」を受容するというのは
どうかと思いまして。。。某国営放送が、彼が作り出した虚像としての
坂本龍馬、及び彼が創出した国家歴史観に基づく「坂の上の雲」を
同時期に放映するというのは、何かの陰謀ではないか?と
思ってみたり。。
「らいむいろ戦奇譚」というような、恐らくどうでもいいようなw
ゲーム/OVAアニメ、及び「サクラ大戦」の制作者さえも
おそらく(というか、きっと)司馬「史観」を下敷きにしているように
しているようなのは、少しゲンナリ。。。
(あっ、また悪口を。。どうにも仕方ありません(汗)
わだつみさんのBBSで、「下手な書評はネタバレする上に
読みたくなくなる」と述べられていましたが、振り返ると
まさに自分のためにある言葉のようで反省。。。
何でしょうね。。やっぱり人格がヒネくれているのか。。
それとも感性がどうにかなってしまっているのか。。
ときに、アニメだの漫画だのもいいですが、限りある人生、やはり
古今の「名著」と呼ばれるものには親しんでおきたいという
意欲はあります。
でも。。巷、というか表層的な会話のみが顕著な私のリアルの
人間関係においては、「『罪と罰』は面白かったけど、
ドストエフスキーでそれ以外は何を読んだらいいか」とか、
「ジョイスなんかちょっと関心あるが猛烈にとっつきにくそうで、
まずは何から始めたらいいか」なんて話が成立する余地は
全くありません。となると、自分もなんだか軽い疑問を抱いたまま、
とくに啓かれることなくただ生きていく。。。ということに(汗
一体どうしたらよいのやら(汗
読みたくなくなる」と述べられていましたが、振り返ると
まさに自分のためにある言葉のようで反省。。。
何でしょうね。。やっぱり人格がヒネくれているのか。。
それとも感性がどうにかなってしまっているのか。。
ときに、アニメだの漫画だのもいいですが、限りある人生、やはり
古今の「名著」と呼ばれるものには親しんでおきたいという
意欲はあります。
でも。。巷、というか表層的な会話のみが顕著な私のリアルの
人間関係においては、「『罪と罰』は面白かったけど、
ドストエフスキーでそれ以外は何を読んだらいいか」とか、
「ジョイスなんかちょっと関心あるが猛烈にとっつきにくそうで、
まずは何から始めたらいいか」なんて話が成立する余地は
全くありません。となると、自分もなんだか軽い疑問を抱いたまま、
とくに啓かれることなくただ生きていく。。。ということに(汗
一体どうしたらよいのやら(汗
世に棲む日日〈1〉 (文春文庫)/司馬 遼太郎

¥580
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1巻が吉田松陰、2巻以降が高杉晋作。
飛行機での行き還りに読んでいるのですが。。
うーむ、「幕末物」というのは要は外圧に対するアレルギー
反応の描写みたいなもので、皆が血相を変えて走り回ったり
口角泡を飛ばして議論してみたり人を斬ったりという感じで、
そもそもあまり好きになれない(汗
そもそも「攘夷」を国是として成立したはずの維新政府が
その後そのまま諸外国と何事もなかったように交易しているのは
なぜなのでしょうか?
性質としては白色テロ集団に過ぎない「新撰組」がなぜ
あのように人気があるのか?
自分ではさほど何もしていないように見える坂本龍馬が
なぜあんなに支持されるのか?
この辺、どこかに平易な説明がないかな。。

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1巻が吉田松陰、2巻以降が高杉晋作。
飛行機での行き還りに読んでいるのですが。。
うーむ、「幕末物」というのは要は外圧に対するアレルギー
反応の描写みたいなもので、皆が血相を変えて走り回ったり
口角泡を飛ばして議論してみたり人を斬ったりという感じで、
そもそもあまり好きになれない(汗
そもそも「攘夷」を国是として成立したはずの維新政府が
その後そのまま諸外国と何事もなかったように交易しているのは
なぜなのでしょうか?
性質としては白色テロ集団に過ぎない「新撰組」がなぜ
あのように人気があるのか?
自分ではさほど何もしていないように見える坂本龍馬が
なぜあんなに支持されるのか?
この辺、どこかに平易な説明がないかな。。
アイアムアヒーロー 1 (ビッグコミックス)/花沢 健吾

¥560
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一番最近に読んだ漫画ということで。
こういう絵柄のものって普通読まないのですが、
上司が貸してくれたので、やはり感想は言えないとな、
ということで1、2巻を通読。。。ってどういう上司だよw
うーん、見開きページのこれでもか、という連続技は
圧巻でしたが。。。これも青年誌にたまに見る技法といえば
そうかな?
展開そのものは映画「** **** Later」みたいなのですが、
序盤に描かれた漫画アシスタントの生活というのが
あまりに生々しくて痛いかも。。
「絵の上手い奴はいくらでもいる」「デビュー出来ても、
生き残ってゆけるのは至難の業」という現実に面し、
それでいて「自分には漫画しかない」という覚悟や諦念
みたいなものが、人生のすでに中盤に差し掛かった古参
アシスタントの、搾り出されるような叫びとなって。。。という。
いやあ。。。(汗
3巻は果して自分で購入して読むことになるのかな。。。(悩

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一番最近に読んだ漫画ということで。
こういう絵柄のものって普通読まないのですが、
上司が貸してくれたので、やはり感想は言えないとな、
ということで1、2巻を通読。。。ってどういう上司だよw
うーん、見開きページのこれでもか、という連続技は
圧巻でしたが。。。これも青年誌にたまに見る技法といえば
そうかな?
展開そのものは映画「** **** Later」みたいなのですが、
序盤に描かれた漫画アシスタントの生活というのが
あまりに生々しくて痛いかも。。
「絵の上手い奴はいくらでもいる」「デビュー出来ても、
生き残ってゆけるのは至難の業」という現実に面し、
それでいて「自分には漫画しかない」という覚悟や諦念
みたいなものが、人生のすでに中盤に差し掛かった古参
アシスタントの、搾り出されるような叫びとなって。。。という。
いやあ。。。(汗
3巻は果して自分で購入して読むことになるのかな。。。(悩