バイオリンを諦めた日 | アメリカ→日本の転校

アメリカ→日本の転校

2013年LA生まれの娘
2018年8月〜地元のキンダー
2019年8月〜マグネット校の1年生
アメリカの学校の知らないこと、驚いたことを書き綴っていましたが、2021年7月、日本に本帰国しました。
これからはアメリカ→日本の転校について書いていきます。

うちの娘、1st gradeでマグネット校に移った時、ちょうど放課後の有料の活動でオーケストラが始まり、バイオリンを始めました。1年生は9名で全員バイオリン。というか、1年生はバイオリンしか選べず。週に1回、30分のグループレッスンのみ。当然それだけでは上手になるはずもなく、親のサポートが必要な状態。私はピアノの経験はあるので楽譜は読めるけど、バイオリンは初めてなので、ネットで調べまくり、私も一緒に学んでいきました。大してピアノが弾けるわけでもないのに、音楽のことになると、スイッチが入ってしまう自分に気づいたのもこの頃。

 

1年生の3月からコロナで学校が閉鎖。オーケストラの練習は、最初はYouTubeでの一方向レッスンのみ。動画を送ってね、というけど、そんなに送れるはずもなく。なんとか、各動画を集めての発表会は、やり遂げました。

 

それまでは娘のバイオリンを私も使っていたのですが、やはり小さすぎて弾きにくく、激安バイオリンを買い、一緒に弾いていたのですが、私は限界を感じて、オンラインで先生に習うことにしました。それが2年生になる前の夏のことだったと思います。先生はウィーン在住の日本人の先生で、とても優しく教えてくださいました。

 

ちょうど年度末にタレントショーがあったけど、娘は出せず。じゃあ、来年のタレントショーでパッヘルベルのカノンをママと一緒に弾こう、という目標ができました。

 

テキストをやりながらカノンも頑張る娘。私もこの動画で何度も練習しました。

 
結果、2分という枠が設けられてしまったので、最初を削って、最初の盛り上がりが終わるところまでをちょうど2分で弾き終えることができました。この動画で言うと、2分59秒くらいまで。

 

それと同時に、日本への引っ越しが決まってしまいそうだったので、娘の誕生日パーティの代わりに公園で仲良しのお友達4人の前でフルで弾く、と言う演奏会をしました。なんとか弾き終えた娘。音はまだまだだけど、達成感はありました。

 

せっかくここまで頑張ったので、日本に帰っても続けてほしいと思って、学校のバイオリンを返却した後、わざわざ1ヶ月だけバイオリンを借りました。結局ほとんど弾かなかったけど。

 

日本に帰って、いろいろ調べて、10月からバイオリンをレンタルすることにしました。ひと月2000円、アメリカと同じくらい。

 

オンラインの先生は、とても良いのだけど、次の目標がなくなって、モチベーションがダダ下がり。それは私も同じで、次の目標がないと、やる気が起きなくなってしまいました。オンラインの先生なので、発表会をされないのです。近くでバイオリン教室を探してみたりもしたけど、ちょっと遠くにしかなく。雨の日や冬も、バイオリン抱えて、娘を自転車に乗せて、通える?と思うと、とてもじゃないけど、しんどい、と思いました。

 

毎日、今日もバイオリン弾かなかった、と思う日々が続いていき、気づけば1年経ってしまいました。娘の学校でのあれこれや、他の習い事とのバランスも考慮すると、もうこれが限界だなと、私が諦めるのに1年かかってしまいました。

 

今日、バイオリンを返却しました。切ない。。。

娘はピアニカも、3年生から始まったリコーダーも全然弾けないそうで、音楽が大嫌いと言うのです。なぜ、今言う?と思いましたが、3学期に音楽発表会があるので、冬休みはリコーダーの特訓です。また鬼スイッチが入りそう。。。