くどいくらいReadingを言われる理由。 | アメリカ→日本の転校

アメリカ→日本の転校

2013年LA生まれの娘
2018年8月〜地元のキンダー
2019年8月〜マグネット校の1年生
アメリカの学校の知らないこと、驚いたことを書き綴っていましたが、2021年7月、日本に本帰国しました。
これからはアメリカ→日本の転校について書いていきます。

今日も娘の授業を横で聞いていた。すると、先生が何人かの名前を呼び、このグループはこれから20分くらい、先生と一緒にworkをする、他の人は今日の課題を課題をやっていてね、という。娘はそのグループには入っていなかった。

 

それで先生はそのグループに本のあるページを読ませ始めた。それでびっくり。いつもどんな宿題も早く長文で完璧に仕上げるある男の子がほとんど読めなかった。同じく、優秀だなって思ってた女の子も。つまり、そのグループは読めない子たちのトレーニングのグループだった。

 

それで、最近、友達と話した、識字率のことを思い出した。アメリカは移民の国なので、識字率が低いという話は聞いたことがある。しかし、実際に、読めない人と会ったことは一度しかなく、アパートのエレベーターの中で会ったサウジアラビア人の移民の男性であった。エレベーターの中に、停電のお知らせが書いて貼ってあったのを、彼が「これはなんて書いてある?」と聞いてきたのだ。言葉は流暢だったけど、読めないんだ、というよりも、読めないのに流暢なのがびっくりだった。

 

考えてみると、日本語は、ひらがなで「あいうえお」を覚えてしまえば、なんとか字は読める。しかし英語はアルファベットを覚えても、その組み合わせで発音が色々。例外も多い。昔、娘がお世話になっていたアメリカ人のセラピストから聞いたが、フォニックスに当てはまる単語は全体の半分しかないそうで、残りの例外は、一つ一つ覚えていくしかない。その人はフォニックスは合わなくて、全然役に立たず、Readingに苦労したと言っていた。

 

おそらく、彼らが宿題で長文を書いているのは、音声入力なのではないかと思う。少なくとも女の子の方は音声入力にしていると聞いた。実際に、あれだけ長文が書けて(というか話せて)頭も良いのに、読めない子がいる、というのが衝撃だった。他の能力との差に愕然とするというか。。。でもそれが逆に英語の難しさなんだろうと思うし、だからリーディングをくどいほど学校が言ってくるのもこういう理由からか、と納得した。これは、コロナ禍でのオンライン授業があったからこそわかった事実で、私的にはかなり衝撃でした。そして、私が今でも、読み方間違えるのも仕方ないなって思いましたてへぺろ