こんな時、どうしますか? | アメリカ→日本の転校

アメリカ→日本の転校

2013年LA生まれの娘
2018年8月〜地元のキンダー
2019年8月〜マグネット校の1年生
アメリカの学校の知らないこと、驚いたことを書き綴っていましたが、2021年7月、日本に本帰国しました。
これからはアメリカ→日本の転校について書いていきます。

コロナで外出自粛が始まって以来、初めて公園に行きました。3月半ばからだから、5ヶ月ぶり。近所の徒歩10分くらいの公園で、車で前を通るたびに見ていましたが、遊具はロープやネットで囲んであり、遊べないようになっていました。

 

娘がキックスクーターで遊びたいというので、それだったら公園に行ってもいいかなと思い、午後出かけました。私たち以外は一組の親子がいるだけで、その子もキックスクーターで遊んでいました。他にも大人でピクニックをしている人、ベンチに座ってぼーっとしている人など、何人かいましたが、皆、マスク着用していました。

 

しばらく遊んでいると、お父さんと5歳くらいの女の子の親子がきました。二人ともマスクは付けておらず。今、私の住むロサンゼルス郡では、公共の場では、マスクをつけることが義務付けられています。罰金は300ドルとか。

 

そしてお父さんはおもむろに遊具を囲んでいるテープや網を破り出しました。うちの娘は正義感が強いので、「みてー!あの人、あれ破ってるー!破っちゃいけないのに!」と日本語で大声で叫びました。娘の叫び声に気づいて、女の子がこちらを見て気にするそぶりをしました。網を乗り越えて滑り台を逆走しようとしていましたが、私が首を振ると、やめました。しかし、そのお父さんは私たちなど目に入らないかのように、全く怯むことなくブランコ周りを破った後、今度は滑り台の大きな遊具の網を破り出しました。そして自らも遊具によじ登り、女の子と遊び始めました。

 

うちの娘はハイリスクで、十分気をつけるようにかかりつけ医に言われているので、この人たちに近づきたくないと思い、すぐに公園を去ることにしました。でも本当は、一言言いたかった。でもあの様子から普通の常識が通じる相手ではなさそうなので、市の管轄部署にメールしようと思い、写真だけ撮ってきました。

 

正直、この対応でよかったのかと、すっきりしない思いはあります。特にアメリカでは、銃持ってる人もいるかもしれないし、うかつに動けないと思う一方で、きっちりと言うべきことは言う人もいますよね。そうでありたいとは思っているものの、実際にそう言う場面にあった時にはできないものだなと思いました。

 

娘には、もし誰かが私たちに攻撃してきたら躊躇なく戦うけど、今回みたいに(マスクもつけていない)常識の通じそうにない相手で、直接的な被害がない時は、逃げるが勝ち、と言いました。そしたら「当たり前だよー!銃持ってるかもしれないし、危ないじゃん」と娘の方がよく分かっていました。でもこれからもその都度悩むだろうとは思います。