娘は学校でオーケストラに入っている。前の学校もオケはあったが、3年生から。授業中にオケに入っている子は呼び出されて、30分くらい(定かではない)のレッスンを受ける。年末のコンサートでは、楽器を始めたばかりの子たちは何も弾けず、元々習っていた子だけが何か弾けている状態だった。
今の学校のオケは、有料で放課後にある。10月に始まり、5月18日がコンサートの予定であった。ビギナーの1年生9人は学校が終わってすぐの30分。うちともう一人以外は、アフタースクールプログラムに入っている子たちなので、ボランティアのお母さんが全員を探して連れてくる。連れてくるのにひと騒動。9人いるので、曲を追うのに精一杯。個人のフォームなどを直してくれることはまずなかったように思う。
この外出禁止になってから、毎週火曜日に、レベル別にYouTubeでライブ配信のレッスンを受けることになった。そのときに参加すればチャットで質問ができるが、それ以外の時に質問は、メールで先生に送り、また自宅での動画を送ってアドバイスをもらうこともできる。その時間にレッスンに参加しないとそのままになってしまうので、とにかく時間通りに参加するようにしていた。動画を送るのは、背景も気にしなければならず、2回くらいしか送れなかった。
コンサートを楽しみにしていたが、この事態でコンサートできないので、先生がバーチャルコンサートをすることになったとメールしてきたのが1ヶ月前。3曲はテキストブックからHot Cross Buns、メリーさんの羊、きらきら星。それとは別にオーケストラ曲が4曲。バイオリンパートを弾くだけなので、それだけ弾いていると何の曲かわからないことが多い。
それをsing alongの曲を片耳イヤホンで聴きながら、速度を合わせて録画する、と言うことで、皆の曲を合わせると一つの曲になるとのこと。
4月末に課題一覧が送られてきたが、YouTubeのレッスンでテキストからの3曲ばかり練習するので、4曲はしなくていいのかと思ってしまい、ずっと3曲の練習だけを続けてしまった。なぜか締め切り4日前に、あれ?この4曲も送るのかな?といきなり気づいてそこから猛練習。1回の練習30分が限度なので、何度も小分けにして練習し、締め切り前の土曜日から本棚の前に白いカーテンをぶら下げて背景を作り、陽当たりがよくなる2−3時にかけて録音することに。
四日間、何度も撮って前のと比べて、削除して、また撮ってまた比べて、と繰り返し、何とか2度に分けて動画を送ることができた。ほっとひと安心。
あまりに厳しくしすぎたのか、娘は「もう来年はオーケストラいいかな」と言うようになってしまった。練習しなければ上手くなることはなく、上手くならないとなかなか楽しくならない。バイオリンを触って嬉しいと言う時期はもう過ぎてしまった。他の友達も同じことを言っていて、親が子供に教えることの難しさを痛感する。
今日、先生からメールがあって「締め切り過ぎたけど、まだ送ってきて大丈夫だよ〜!メモリアルデーまで受け付けます!」だって。あまり送った人がいなかったのか。。。ちゃんと曲になっていますように。